そこを見越してのネタづくりなんですか?

違うんですよ。これはボクが無意識につくったキャラクターで、結局、あれボクなんですよ。青春時代に全くモテなかったな、馬鹿にされてたなっていうのが形になったものなんです。ボクはお笑いにいったんですけど、その主人公は、「じゃあ、勉強していい大学に入って、頭が良いことを世に発表すればモテるはずだ」っていって、猛勉強して大学院出て、大学教授になって、50歳くらいになってるのに、全然モテないんですよ(笑)。その怒りが対談に、パーンとね。今日は仕事するつもりで来たのに、自分がずっと恋焦がれてたのに振った女に似ている女子アナがいて、ぶちんと切れちゃうというコントなので。女性から見ても、あいつはモテないのをただグチグチ言ってるだけの男だって、笑ってくれるワケですよ。

  やはり、自分の経験があるから、そういうのが生まれるんですよね。

そうです。あの演技に関しては、シルベスター・スタローンが、この前、映画『クリード』で年取ったロッキー・バルボア(役)で、ゴールデングローブ賞の助演男優賞をとったんですよ。そんな感じですね。あの役に関してはボク自身なんで、誰にも負けない。そういうところがあるんですよ。モテなかった、苦しかったていう。苦しくて、仮面を被ったというね。でも、あの仮面を被ったのが、のちに良かった。焦らなかったっていうかね。

  でも、嫉妬とかってなかったですか?

ないんですよ。被ってる間は全然。そんな男女交際にウツツを抜かしてね、俺は今、自分を磨いてるからって。本当はモテないだけなんだけど(笑)。でも、修行してるってことにすれば、それは無駄ではない、という。

  じゃあ、仮面を被る時期はあってもいいと? 

 

いいんじゃないですか。みうらじゅんさんも言ってますよ。20歳まで童貞の方がいいって。伸びしろがあるはずだって。

  何の伸びしろか分からないですよ(笑)。

性への伸びしろですよ(笑)。童貞の間に色々研究するじゃないですか。石田純一さんみたいにモテてたら、エロが熟成されてないじゃないですか。なんか、こうフレッシュなエロでしょ。青い果実のままなんですよ。ボクの場合は、熟成されて、ボトって木から落ちた、匂い立つような。みうらじゅんさんも同じ。童貞力。すごくこじらせましたよ(笑)。


明日は「Q11.  人に嫌悪感を与えない“下ネタ”の秘密を教えてください」です。