こんばんは、ライター兼俳優のシマザキリノです。大晦日は毎年、紅白歌合戦とガキの使いやあらへんでを行ったり来たりして過ごしていました。

 今回は、記念すべき2020年の幕開けの前に! 2019年シマザキ的に大ヒットした映画作品5本をご紹介いたします! 

 お正月休みに楽しめる作品ばかりですよ。シネフィルカフェ、開店です!

 

【2019年シマザキセレクトBEST5】

 

◯第5位『長いお別れ』​

 70歳の厳格な父親が認知症になったことで、離ればなれだった家族がまたひとつになってゆく物語です。それぞれが父親と向き合うことで、自分自身を見つめ直していき成長する姿には心打たれます。

 次女の芙美が、認知症の父とのあべこべな会話の中で愛情を再確認するシーンには、思わず涙が溢れてしまいます……。注目すべきは、認知症の父・昇平を演じた山崎努さんの繊細な演技です。認知症の忘れてゆくことへの恐怖や混乱。そして赤子に戻ってゆくような無垢さが演技の中で丁寧に切り取られていました。家族の在り方や認知症への理解も考えさせられ、愛そのものを教えてくれるような作品です。

 

 

◯第4位『盲目のメロディ〜インド式殺人狂騒曲〜』

 これぞインド式ブラックコメディ! 盲目を装った天才ピアニストが偶然殺人現場を目撃してしまったことから始まるドタバタ劇です。

 目が見えることを必死に隠す主人公と、本当に目が見えないのか疑う殺人犯たちとの緊張感はしる掛け合いは見応えバツグンです。リズム良く繰り出される展開の数々に、おバカな笑いが含まれているので全編通して楽しめます。主人公が天才ピアニストということで、弾けるピアノの音色にも注目です! 

 

 

◯第3位『ジョーカー』

 

 俳優ホアキン・フェニックスの圧巻の演技が注目された話題作。「バットマン」の最大の敵・ジョーカーの誕生秘話を綴った物語です。

 社会からのけ者にされていた主人公アーサーがひとつの拳銃を手に入れてしまったことによって、引き起こす悲劇。心にたまった怒りが解放され、壊れてゆく姿にはどこか美しさを感じられます。ジョーカーは、社会が生みだしてしまった人間の不満そのものなのです。そして、ホアキン・フェニックスの狂気溢れる演技には度肝を抜かれること間違いなし。本音を隠して笑うアーサーのカットがあるのですが、私は感情移入して思わず泣いてしまいました……。ぜひ、この衝撃をみなさまにも体感していただきたい!