全国的に厳しい暑さとなった今年の 夏 。 山形県や新潟県では 40 ℃を越える日もありました。 暑さによる運動不足に加え、冷たいドリンクやアイスの食べ過ぎ、偏った食生活で、すっかり「夏太り」してしまったという人も多いのではないでしょうか。 とくに、食べやすい麺類など炭水化物中心の食事は、糖質の過剰摂取や 野菜不足に陥ってしまい、「夏太り」を引き 起こす原因に。そこで『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える内臓脂肪を落とす最強メソッド 』が大ヒット し、自身も体脂肪率10%台 という循環器専門医・池谷敏郎先生に夏太りを解消する方法を伺いました。

 

■炭水化物中心の食生活が夏太りを引き起こすワケ

 

「そもそも、炭水化物中心の食事で太ってしまう主な原因として、食後血糖値の急上昇とそれに伴うインスリンの過剰分泌が考えられています。白米やうどん、パスタなど、でんぷんを含む炭水化物の糖質は消化・吸収が早く、すぐにブドウ糖へと変換されるため、食後血糖値を急激に上昇させやすいのです。この時、血糖値を下げるために分泌されるインスリンには、体内の余分な糖を脂肪に変え、からだに貯め込む働きがあることから、内臓脂肪を中心とした肥満の原因となってしまうのです。さらに、内臓脂肪が過剰に蓄積すると脂肪細胞からTNF-αやレジスチンなど、インスリンが血糖値を下げる働きを鈍らせる物質が分泌されるようになるのです。このことが、食後の高血糖とインスリンの過剰分泌に拍車をかけ、メタボの増悪や糖尿病の発症へと繋がってしまうのです。」(池谷敏 郎先生)

■太らない食べ方の新常識は、 “前食べ”から“混ぜ食べ”へ

 

「食後血糖値のコントロール法として、食事の最初に野菜を食べて糖の吸収を緩やかにする『ベジ・ファースト』などが注目をされてきましたが、こうした“前食べ”系のダイエットは、日々の食事のなかでうっかり忘れてしまったり、早食いなどが原因で、結局主食の量が減らせなかったりと、人によってはうまく取り入れられなかったのではないでしょうか。そこで、主食に低糖質で食後血糖値抑制効果も期待できる食材を混ぜて食べる“混ぜ食べ”なら、食べ順を忘れる心配もなく、簡単に取り入れられます。“混ぜ食べ”は糖質の含有量が少なく、水溶性食物繊維が豊富で食後血糖抑制効果の期待できる食材が理想です。そこで、私のオススメはブナシメジです。ブナシメジは癖や強い香りがなく、料理において他の食材との相性が良い名脇役です。私も家の冷蔵庫に常備しており、ごはんや、麺類にブナシメジを混ぜて“混ぜ食べ”をしています。」(池谷敏郎先生)