約3年間の「婚活」を通して83人に出会った著者・三森ゆかが、 いま婚活中の貴女や婚活を検討している貴女のために、 偽らざる婚活体験談をあますところなく綴ります。 しんどさも気づきもある「婚活ライフ」を、絶対に価値ある経験にする。その一助になれば幸いです。

|期待すべきは何かを考えよう

 アプリ等でメッセージを何度もやり取りをした上で吟味し、やっと会うことになった相手なのに、会ってみたらがっかり…。婚活ではこんなことがよく起こります。 
 その原因の1つに「期待値調整の失敗」が挙げられます。

 アプリでの出会いに限らず、結婚相談所でも友達からの紹介でも、相手に会う前に期待しすぎて良いことはあまりありません。目の前の相手、つまり「現実」を「理想」と比較して不毛な判断をすることになるからです。
 また、そのギャップを経験をすればするほど、婚活に対するモチベーションが下がるという弊害もあります。

 そこで今回は、私が婚活で学んだ「相手への期待」に関する考え方を紹介したいと思います。

 

1)容姿と結婚生活は関係ない

 恋愛の場合は、例えば「同じ職場である」など、お互いの状況によって関係の発展が望めるケースもありますが、婚活では「はじめまして」で相手を判断する必要があります。そのため、どうしてもファーストインプレッションが大きな影響力を持ちます。
 でも、容姿だけで有り無しと判断するのは少し我慢しましょう。
 10年前の写真を使っているような詐欺や、どうしてもNGな特徴がなければ予想より3割引くらいまでは目を瞑って、一緒の時間を前向きに過ごしてみてください。

 なぜなら、婚活のゴールは結婚だからです。

 「友達に自慢できる彼氏」ではないかもしれないけど、いいお父さんになりそうとか、家族としてうまくやっていけそうということは十分ありえることです。これまで付き合った人、好きになった人は、必ずしもイケメンや美人ばかりではないですよね?
 「あばたもえくぼ」と言う言葉もありますし、多少の欠点があっても、性格の良さや居心地の良さなどで気にならなかったのではないでしょうか。

 相手の容姿が自分との結婚生活にどれくらい影響するのか、今一度考えてみてください。

 

2)メッセージと会話の相性は違う

 メッセージが盛り上がると、相手への愛着が生まれて疑似恋愛をしているような気持ちになるものです。中には久しぶりに異性とやり取りするという人もいるでしょう。
 「会ったらこの楽しい時間が終わってしまうのではないか…だったら会いたくない」そんな本末転倒な状況に陥る人もいます。
 でも、メッセージは楽しかったのに、会ってみたらノリやテンポが合わなず盛り上がらない…。これは実際に起こります。

 このようなギャップが生まれるのは、メッセージが即時対応ではないこと(じっくり考える時間があるので、頓珍漢な返しをしたり、ズレた答えをしにくい)と、ズレが発生しにくい(沈黙の間やしゃべり方など)からだと思います。
 そこで私はメッセージについて以下の方針を立てて婚活をしていました。

●盛り上がっても期待しすぎない
●ダラダラやり取りを続けず、早めに会う
●噛み合わない人とは速やかに終了

 メッセージはあくまで相手と会うべきか判断するツールです。婚活中に疑似恋愛を楽しんでいても意味はないのです。
 相手の人柄や誠実さのチェックができたら、早めに会う方向へ進めることをおすすめします。

 

3)過去の恋愛・デートと比較しない

 実際に相手と会うときは「過去のデートと比較しない」ことが大切です。

 昔の彼氏、デート相手は●●してくれた。

 恋愛経験が多い人ほど、婚活相手に対して不満を感じることが多い傾向があります。でも、婚活でのデートは「お互いにまだ好きに至っていない」状態で過ごすものなのです。
 そのため、恋人選びの際に適用してきた評価基準を変える必要があります。

 会った時点で基準点以上の人にこだわらなくても、お互いに結婚を意識していく過程での変化や成長にも期待できます。
 結婚相手はこの先、人生を共にして、家庭を築いていくパートナーです。初デートの手際どころではない面倒を一緒に乗り越えていく必要があります。
 過去のデートや彼氏像をリセットして、婚活にのぞみましょう。

 

|婚活は恋愛の延長ではない

 会う前から過剰な期待をしたり、会っても見るべき点を見誤ってしまうと、本当なら自分とうまくいく可能性が高い相手を過小評価し、圏外認定してしまうことになります。
 最初から恋愛のように、相手を「異性として好きかどうか」で判断せず「結婚相手としてアリかナシか」という基準を作っていきましょう。

 「なんとなく合わなかった」
 「やっぱりカッコイイ人がいい」

 そういった恋愛感覚は、婚活において百害あって一利なしです。少しづつ意識を変えて、彼氏ではなく結婚相手として相手を見る目を持ってください。
 

 


【連載中】『83人に会った婚活女子の話』(note)

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<著者プロフィール>
■三森ゆか(みもりゆか)
30歳を過ぎてから勢いで婚活を始め、7つのアプリを駆使して男性に会いまくったアラサー末期のOL。「結婚も仕事も楽しく生きるための手段」をモットーに、時々まじめに、基本ワガママに生きる漂流系会社員。