【スマホの使いすぎが脳を壊す。ビジネスマンこそ適度な距離をとれ】 | BEST T!MESコラム

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スマホの使いすぎが脳を壊す。ビジネスマンこそ適度な距離をとれ

まずは電車・ベッド・トイレのスマホ使用をやめてみよう

現代人に欠かせないスマートフォン。仕事熱心なビジネスマンほど、朝起きて枕元でメールチェック、通勤電車でニュースチェックと…スマホに触れている時間が長いはずだ。しかし、あなたの脳は思わぬダメージを受けているかもしれない。今年2月には「クローズアップ現代+(プラス)」“スマホ脳過労”特集も放送され、同番組に出演した枝川義邦氏にその危険性と解決策を聞いた。スマホと適度な距離をとれば、アイデアがわき仕事にプラスをもたらす可能性も。

■スマホの普及にともなって、現代人の脳にある異変が…

 

 初代iPhoneが登場したのが10年ほど前。そこからAndroidも参入、市場が爆発的に拡大し、いまやスマートフォン所有率は80%近くにもなっています。

 そんな中ここ数年、臨床にあたる医師たちから、患者の脳に“変化”が起こっていると、報告があがってくるようになりました。脳スキャンの結果、前頭前野の血流が極端に低下している例がいくつもみられたということです。

 さらに、東北大学が5歳~18歳の子どもを対象として行った調査では、脳の神経細胞が集まる “白質”という部分が薄くなっている傾向も見られました。

 卵が先か、鶏が先か、ということは慎重に議論されなくてはなりませんが、スマホの普及にともなって現代人、そしてデジタルネイティブの若い世代の脳が、先人たちとは違ってきているという現実があります。さらに「脳過労」と診断される患者がどんどん増えてきているのです。

次のページ報告されている「脳過労」の症状は?

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枝川 義邦

えだがわ よしくに

早稲田大学研究戦略センター教授。東京大学大学院を修了して薬学の博士号、早稲田大学ビジネススクールを修了してMBAを取得。早稲田大学スーパーテクノロジーオフィサー(STO)の初代認定を受ける。脳の仕組みや働き、人間の行動などについての執筆や講演なども多い。2015年度早稲田大学ティーチングアワード総長賞、2017年度ユーキャン新語・流行語大賞を受賞。一般向けの著書に『「脳が若い人」と「脳が老ける人」の習慣』(明日香出版社)、『記憶のスイッチ、はいってますか』(技術評論社)、『「覚えられる」が習慣になる!記憶力ドリル』(総合法令出版)など。


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