米俳優ジョージ・クルーニー一家、フランス国籍を取得 ハリウッドでの子育てに「懸念」アリ?

米俳優ジョージ・クルーニーと妻のアマル・クルーニーさん、双子の子ども2人がフランス国籍を取得していたことが30日、分かった。政府の公式文書で明らかになった。
クルーニーはこれまで、ハリウッドでの華やかな環境で子どもを育てることへの懸念について発言していた。27日に発表された官報の新たな国籍取得者のリストに、クルーニーらの名前が含まれている。米国籍を持つクルーニーと英国&レバノンの国籍を持つ人権派弁護士のアマル夫人。すでに2人はフランスでの生活に親しんでいるという。
クルーニーは2月に米紙「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューで、「主な居住地はフランスの農場だ」と語っている。「ケンタッキー州で育ったので、農場から離れ、あの生活から離れることだけを望んだ。けれど今、自分はその生活に戻っている。トラクターを運転したりとか。それが普通に生活する最高のチャンスなんだ」とも。クルーニーは10月、米誌エスクァイアのインタビューで、「LA(ロサンゼルス)のハリウッド文化の中で子どもを育てるのは不安だった。(ハリウッドでは)子どもたちを公平に扱ってもらえないだろうと感じた。フランスは、言ってみれば名声なんかクソくらえだ」と語った。クルーニーは「子どもたちがパパラッチを気にしながら歩き回ることは望まない。ほかの有名人の子どもと比べられることも望まない」とも述べている。
なお、フランスには強力なプライバシー保護法があり、プライベートな場所での人物撮影や住所や電話番号などの個人情報の開示は違法になっている。また、著名人の公的な場での写真を公開することも、その出演が公人としての立場に関連しない限り違法となっている。
文:BEST T!MES編集部
