「危険運転」は時速110キロから!法制審部会が要綱案まとめる

法制審議会(法相の諮問機関)の部会は25日、危険運転致死傷罪の適用要件を見直し、数値基準を導入する要綱案をまとめた。法制審は来年2月にも法相に答申。法務省は、来年の通常国会に自動車運転死傷処罰法の改正案を提出する。
なお高速度の基準は、最高速度が時速60キロ以下の道路で「50キロ超過」、60キロを超える道路で「60キロ超過」。一般道で時速110キロ以上で人身事故を起こした場合、原則適用される。
基準を10キロ下回る範囲なら、状況次第で危険運転となり得る。また飲酒の基準は、呼気1リットルあたりのアルコールが「0・5ミリグラム以上」。体重60キロの人がビール大瓶2本を飲んだ状態に相当するという。
さらに、タイヤを滑らせたり浮かせたりする「ドリフト走行」も危険運転として位置づけられた。
文:BEST T!MES編集部
