小林幸子、アバターでSNS配信する温泉女将役に挑戦「バレないだろうと…」新潟ドラマ出演発表

「ケンミン愛」あふれるショート動画を募集するコンテスト「ケンミンショー旅アワード2025」の受賞式が11月28日に開催された。
これは、全国47都道府県の県民を対象に、TikTokやInstagramを通じて地元の魅力を発信するショート動画を募集し、グランプリを決定する参加型の動画コンテスト。
受賞者の永田尚子さんは「大阪を盛り上げていきたいと思って応募した。グランプリをいただけて嬉しい。大阪の堺市出身で、心斎橋筋商店街の広報を務めていたこともある。今は関東でフォトグラファーとして動画や写真を撮っているが、大阪に何か返していきたいと思っていたタイミングだったので、これから全国の皆様を巻き込みながら盛り上げていきたい」と喜びを語った。
プレゼンターを務めた小林幸子は「撮る側の温かさが伝わってきて、愛情を感じた。とっても素敵。本当にあなたがグランプリ」とコメントした。
選定理由として「まるで田舎の実家を訪れたような郷愁にかられ、ウィットにとんだ柔らかい大阪弁の語りでくすっと和ませる。ケンミンの温もりや地元への愛情を深く感じさせる、まさに『ケンミン愛』を表現した作品で、満場一致のグランプリ」と紹介された。
いばらき大使・常総ふるさと大使としても活躍する羽田美智子は、地元茨城の魅力について「海や山、湖など自然が豊か。のんびりしていて穏やかな上、愛があって温かくてちょっとユニークでおもしろい人が多い」と語った。

故郷・常総市で開催された花火大会に参加した際の自撮り動画を紹介し、「常総市の花火大会は歴史があって、全国の花火大会でトップ10に入るくらい茨城県は花火師が有名だ。全国1位という花火師が何人もいて、花火が自慢だ」と自信を見せた。ゆうちゃみが「何発?」と尋ねると「2万発」と答え、会場を驚かせた。
新潟県出身で新潟県民栄誉賞も受賞し、新潟市観光大使でもある小林は、地元を舞台としたショートドラマ「湯けむりインフルエンサーさっちゃん」への出演を発表した。
本作品は新潟の有名な温泉・月岡温泉の女将役で出演する。「『バレないだろう』ってことで、25歳のアバターを使ってSNS配信をするという役柄だ。なのに生憎25歳のさっちゃん目当てのお客さんが旅館にいらっしゃってしまって、その人たちの前には出られないから大騒ぎをするという内容だ。コミカルだが、心温まる内容になっている」と紹介した。
昨年で芸能生活60周年を迎えたとのことで「いろいろなことがあったが、これまで多くの方々に支えてきていただいたので、これからは感謝の気持ちを伝えないといけないなと思っている」と思いを語り、「新潟には海の幸、山の幸があり、そして小林サチ」と会場の笑いを誘った。
小林は紅白歌合戦での豪華衣装や、ニコニコ動画での「ラスボス」人気など、常に時代の最先端を走り続けてきた。今回の「25歳アバター」という設定も、SNS世代へのアプローチとして話題を呼びそうだ。
最後は、大ヒット曲『千本桜』に合わせて、出演者と来場者が一体となって盆踊りを披露した。やぐらステージ上での華やかなパフォーマンスに、会場はこの日1番の盛り上がりを見せた。
イベントの感想として、ゆうちゃみは「47都道府県、全部行ってみたくなった」と目を輝かせ、羽田は「地元を愛する人たちが日本を作っているんだと思って、とても心が熱くなった。短い動画で魅力を写すのは難しいと思うけど、上手にやってくれていてすごかった」と話した。小林は「それぞれの県、故郷、素晴らしいと思った。でも、やっぱり私は自分の地元を1番宣伝したい。新潟が1番って証明するドラマを作っていく」と意気込んだ。

取材・撮影:BEST T!MES編集部
