中日・中田翔、引退会見「これ以上チームに迷惑をかけられない」…目を潤ませ

中日・中田翔内野手(36)が15日、会見を行い、今季限りでの現役引退を発表した。
「2カ月くらい前ですかね…。1軍の舞台で生き残るために全力でやっている中で日々、野球をやっている中で満足いくスイングができないとか、思い通りに体が動かないというのを感じて、これ以上チームに迷惑をかけれないなと思い、そういう決断を自分自身で下しました」。
紺のスーツに身を包み会見を行った中田は、目を潤ませ、かみしめるように話した。
大阪桐蔭高から2007年高校生ながら、ドラフト1巡目で日本ハム入団。
21年シーズン中に巨人に移籍し、23年オフには中日へ移籍した。
「勝負の年」だった今年は、開幕スタメンに名を連ねたが、持病の腰痛が再発。
5月13日に出場選手登録を抹消され、2軍生活を送った。
今月になって一瞬、一軍へ上がったものの、わずか5日で2軍にUターン。
通算成績は1579安打、309本塁打、1087打点。タイトルホルダーとしても知られ、3回の打点王、5回のベストナイン。一見、守備に難がありそうに見えるが、ゴールデングラブ賞も5回と、守備力の高さにも定評があった。
文:BEST T!MES編集部