野球部員の暴力事案で炎上中の広陵高校、1回戦に勝利するも甲子園出場辞退へ |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

野球部員の暴力事案で炎上中の広陵高校、1回戦に勝利するも甲子園出場辞退へ

産経ビジュアル,広陵高校
▲囲み取材で謝罪する広陵高校の堀正和校長(左)

 

 全国高校野球選手権大会 (甲子園)に出場中の広陵(広島)が10日、出場を辞退した。

 同校の堀正和校長が兵庫・西宮市内で会見。14日の2回戦で津田学園 (三重)と対戦予定だったが。

 広陵をめぐってはSNS上で野球部員による暴力が判明。

 5日には日本高野連が3月に厳重注意としたことを発表し、6日には学校も野球部員の暴力行為を公表した。

 さらには“別の事案”で元部員が被害を訴えていることも判明。

 同校では元部員の保護者からの要望を受け、第三者委員会を設置して調査を進めてきた。

 8日には阿部俊子文部科学相 が閣議後の記者会見で、同校の野球部員の暴力行為があったことについて言及し「大変遺憾で、決して許される行為ではない」と述べた上で、出場の判断について「日本高野連で適切にされるものと承知しているので、コメントは控える」と話すなど、どんどんと波紋が広がっていた。

 選手権大会中の出場辞退については、2021年夏に宮崎商と東北学院(宮城)が出場選手の新型コロナ感染を理由に辞退したことがあったが、開幕後の出場辞退も不戦敗も大会史上初めてだった。

 広陵は夏の甲子園に26回出場し準優勝4回。センバツ大会は出場27回出場し3回の優勝及び3回の準優勝を誇る高校野球界の超名門で、OBには数多くのプロ野球選手がいる。

文:BEST T!MES編集部

KEYWORDS:

オススメ記事

BEST T!MES編集部

ベストタイムズ ヘンシュウブ

KKベストセラーズのwebサイト「BEST TIMES」にオリジナル記事を配信する編集部です。総合出版社として創業して55年。単行本、新書、文庫から数多の雑誌やムックの出版を通して培った取材・編集技術を駆使して、オリジナル記事を制作していきます。旬の時事ネタから教養・エンタメまで、今そこにある人や現象から、“学び生きる術” を探り、提案していきます。

この著者の記事一覧