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海外のZ世代でブーム「ジャーナリング」って?pecoも興味「SNSより紙に書く方が良いのかも」

▲peco

 SNS・デジタル時代にあって、アナログノートに日記を書き付ける「ジャーナリング」がいま流行っているようだ。海外のZ世代の間でもブームなのだとか。6月28日に開催された『ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2025』で、タレント・ブランドプロデューサーのpeco(29)が占星術研究家・翻訳家の鏡リュウジ氏とともに「ジャーナリング」について語り、その魅力を実体験とともに紹介した。

「ジャーナリングは知っていましたが、実際にはあまり経験がありません」と語ったpecoだが、息子の成長記録を日記につけていた経験について「当時の自分が将来の私にとって宝物になると信じて書いていました」と振り返った。

 さらに「私はSNSもよく使うのですが、自分の想いを整理して発信することで感情が確かになる感覚があります。とはいえ、本当は紙に書く方がより良いのかもしれないと思っています」と、デジタル世代ならではの気づきを語った。

 鏡リュウジ氏は「ジャーナリングとは日記や日誌のこと。今アメリカのZ世代の間で大きなブームになっています」と説明。「書く瞑想」とも呼ばれるこの手法について、「心理学的にはコンプレックスや苦手意識など、自分が避けてきた一面をあえて見つめることが心の整理や成長に繋がる」と効果を解説した。

 

▲鏡リュウジ氏

 

 イベントでは実際のジャーナリング体験も行われ、pecoは「こうして文字にすることの大切さを実感しました」とコメント。鏡氏は「嫌いな相手は自分の“鏡”であり、それを通じて自分を見つめ直すきっかけになる。これこそがジャーナリングであり、シャドウワークです」と、自分の影の部分と向き合う「シャドウワーク」の概念についても語った。

 同イベントでは他にも、作家・金原ひとみ氏と文芸評論家・三宅香帆氏による読書の魅力についてのトークセッション、俳優・橋本愛と映画プロデューサー・福間美由紀氏による日本映画業界での女性の活躍についてのディスカッション、美容コラムニストによるセルフケアの実践例紹介、エル編集局による大阪・関西万博との連携企画紹介などが行われ、多様な分野から「Switch ON!」をテーマに前進のヒントが語られた。

文:BEST T!MES編集部

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