“オンカジ賭博”西武の五人衆が書類送検 外崎ら選手4人に加え、男性職員1人も

プロ野球をめぐるオンラインカジノ問題で、埼玉県警が埼玉西武ライオンズの選手ら5人を書類送検したことが19日、分かった。捜査関係者によると、同県警が賭博の疑いで書類送検したのは埼玉西武ライオンズの外崎修汰(32)、柘植世那(28)、長谷川信哉(23)、児玉亮涼(26)4人と男性職員1人。埼玉西武ライオンズでは、これまでに球団などの調査に対しオンラインカジノを利用したと自己申告した選手らのうち、埼玉県警が外崎選手ら5人に任意で事情を聞くなどして捜査を続けてきた。同県警がその捜査の過程で選手らのスマートフォンの捜査などを行った結果、外崎ら5人についてオンラインカジノ賭博をした疑いが強まり、今回の書類送検に至った。プロ野球のオンラインカジノをめぐっては、NPB=日本野球機構がオンラインカジノを利用したことがある各球団の選手・関係者などに自主申告を呼びかけ、8球団の16人から申告があったことを発表している。
オンラインカジノをめぐっては、警察庁のアンケートで「日本国内でオンラインカジノを使用したことがある人」は約337万人にのぼると推計され、そのうち現在も使用している人が推計196万人とする調査結果が3月に公表されている
なお、社会問題化しているオンラインカジノの規制を強化するため、与野党がとりまとめた改正ギャンブル等依存症対策基本法が18日、成立した。
改正法ではオンラインカジノサイトやアプリの開設、運営を違法とするほか、オンラインカジノに誘導する広告やSNSでの宣伝の投稿も違法とする。これにより、SNS事業者などに削除を要請できるようになり広告、宣伝が減少するなどの効果が見込まれる。
改正法は公布から3か月後に施行される予定。
文:BEST T!MES編集部