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進次郎の地元・三浦市長選挙で激震! 横須賀市長選でも対立激化【林直人】

小泉進次郎

   

 小泉進次郎農水大臣の地元・三浦市長選挙に激震が走った。

「小泉進次郎農水大臣が支援した6選を目指す現職市長が新人候補に敗れたんです。続く横須賀市長選挙でも似たような構図で、更に現職が無車検・無保険で運転していたことが明らかになりニュースに。現職市長陣営は引き締めを急いでいます」(横須賀政界関係者A)

 しかし、三浦市長選挙の敗北には予兆があったと指摘する政界関係者もいる。 

「もともと横須賀市の隣町である横浜市でも、現職の市長が敗れ、立憲系の新人市長が当選しています。その背景には神奈川特有の事情があるんです」(政界関係者B)

 横浜の歴史を紐解くと、横浜は港とともに発展してきた街であることがわかる。ペリー来航以前から横浜は港町として栄えてきた。自ずと港湾関係者の影響力が強いのが横浜市政のみならず神奈川県政全体の特徴である。

 しかし、少子化が進み港湾関係者の確保が難しくなり、また韓国などの近隣諸国が公共投資として港湾機能を高めていった結果、横浜の港町としての地位も盤石では無くなってきた。他にも、安定財源を必要とする横浜市政の事情も重なり、降って湧いたのが「カジノ構想」だ。 

「しかし、この『カジノ構想』にハマのドンと言われる藤木幸夫氏が反対したのです。藤木幸夫氏は菅義偉元総理大臣の有力後援者として知られる横浜きっての大物実業家であり、その動向で政界には激震が走りました」(政界関係者B)

 実際に、藤木幸夫氏の情報力・影響力は凄まじく、講演などでもたびたび横浜市政に関する情報は毎朝報告が入ると公言するほどだ。[注1]しかし、そんな大物支援者の動向を無視せざるを得ない事情が菅義偉氏にはあったという。[注2]

「第一期トランプ政権のときにトランプの大物支援者として有名だったシェルドン・アデルソンというユダヤ系の大富豪がいます。もともとはソフトバンクの孫正義氏に展示会であるコムデックスを売却し財を成した人物ですが、彼が次に始めたのがカジノだった。トランプは大物支援者に気を使って、なんとしても彼に日本でカジノをさせたいと思い立ったのです」(政界関係者B)

 トランプの要望とあれば、日本の政治家は誰であっても逆らえない。そこで一人旗を立てたのが藤木幸夫氏だった。 

「立憲民主党の江田衆議院議員と組んで、横浜市長選挙に山中竹春氏を擁立したのです。日本共産党ともがっぷり四つで選挙活動をして無事当選したことは菅政権崩壊の引き金になりました」(政界関係者B)

 しかし、急ごしらえで用意した市長候補には問題が多いと指摘する声もある。 

「横浜市長に当選した山中竹春氏は前職でのパワハラの問題が週刊誌でも指摘されました。横浜の隣町である横須賀市で現職の対立候補となっている女性候補についても、シングルマザーになった経緯などが地元では話題になっています[3](横須賀政界関係者A)

 横須賀市長選に目が離せなくなってきた。

 

文:林直人 

[注1] 【政治と横浜IR】菅を変えたのは自民党!?小此木彦三郎はいい相棒だった!ひでch355【高嶋ひでたけ】12:55

「(IR推進に関する一連の情報について)奴はそれを知らないと思ってるが、全部、俺の耳にその晩のうちに入ってくるようになってるんだ。
あいつは“やってない”って言ってるけど、やってる話はすぐに伝わってくる。
だから俺に対して『会長、申し訳ありません』の一言もなかったってのは、この人間関係で終わりだったんだよ。」
[注2] 211109カジノを考える市民フォーラム報告集会/藤木幸夫 3:48

ホワイトハウスからね、人が直接私のところへ来ましたよ。
ホワイトハウスは、政権がトランプでしたけどね。
中国との戦いを、この横浜のカジノの問題で大きく意識をして。

シェルドン・アデルソンという、いちばんの大物のカジノ業者が具合が悪い。
ところがシェルドン・アデルソンからお金を預かっているトランプは、
このアデルソンに死なれちゃ困るし、
なんとか横浜でカジノの問題でもう決着がつきそうだし——
「どこの人間がこういう金をあそこへ届けた」
「どこの人間がその金をこっちで使っている」
そんな細かいことまで、みんな私は知ってるんですよ。
[3] https://www.instagram.com/p/DKR7yGRz8SM/ 
おばたさおりInstagram(2026/5/30)

私は6年前に結婚せずに子どもを生みました
その際本当にいろんな方からいろんなことを言われました 
ドブ板で飲み歩いたときに作った子どもらしいとか
不倫で出来た子どもだとか
いろんな噂や誹謗中傷が飛び交いました

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林直人

はやし なおと

起業家・作家

1991 年宮城県生まれ。仙台第二高等学校出身。独学で慶應義塾大学環境情報学部に入学(一般入試・英語受験)。在学中に勉強アプリをつくり起業するも大失敗する。その後、毎日10 分指導するネット家庭教師「毎日学習会」を設立し、現在に至る。毎年100 人以上の生徒を指導し、早稲田・慶應・上智を中心に合格者を多数輩出している(2021 年早慶上智進学者38 名・7/20 時点)。

著書に『うつでも起業で生きていく』(河出書房新社)、『人間ぎらいのマーケティング人と会わずに稼ぐ方法』(実業之日本社)などがある。

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