BEST T!MESでの連載「母への詫び状」〈参照回:新潟発のゆるキャラ「越後フルーツ戦隊」が美味しすぎ!〉で登場した、西洋ナシの一種であるル レクチエ。新潟のご当地フルーツだ。同県出身の著者・夕暮二郎氏は「ラ・フランスより甘くて、香りが強くて、ずっとおいしい」と猛プッシュする。ご当地以外では、なかなか目にする機会がないが、どんなフルーツなのか? 新潟県農林水産部の食品・流通課 販売戦略班 主任 山吉恭平さんに話を聞いた。

■「ラ・フランスよりも糖度が高い」

 

 まずは地理の教科書的データから。ル レクチエは新潟県で、どれぐらいとれるのだろうか。

「国内におけるル レクチエの約8割(注1)が新潟県で生産され、県におけるル レクチエの年間生産量は約2000トン(注2)。主な生産地は、新潟市、加茂市、三条市、佐渡市などです」

 
注1:出典 農林水産省 平成27年産特産果樹生産動態等調査
ル レクチエの栽培面積シェア 新潟県78%、長野県7%、山形県7%
注2:出典 農林水産省 平成29年産都道府県別の結果果樹・10a当たり出荷量
新潟県の西洋なしの出荷量1,970t

 ちなみに新潟県で生産される西洋なし=ほぼ100%ル レクチエを指すのだとか。 

 つぎに気になるお味の方は…「ラ・フランスより甘くて、香りが強くて、ずっとおいしい」って言ってたけどホントなの?

「ラ・フランスよりも糖度が高く(注3)、滑らかな果肉(完熟すると、桃やメロンのような食感)と上品で芳醇な香りが特徴です。また西洋なしは、収穫後、果実を熟成させる追熟(ついじゅく)という作業が必要になります。ラ・フランスは15日~20日間ですが、ル レクチエは約40日間もの時間を要するため管理が難しいという面があります」

注3:出典 バラエティ西洋なし 企画 新潟県果樹振興協会 監修 農林水産省果樹試験場 平均糖度 ル レクチエ 16.4%  ラ・フランス15.4%
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