「今年一番ブレイクした俳優は?」と聞かれたとき、 誰もが迷いなく「竹内涼真」の名前を挙げることだろう。 2017年を駆け抜けた輝かしい軌跡、そして「これから」に迫る。
写真を拡大 この夏彼が演じたふたつの役柄は、日本中の女子のハートを鷲掴みに。こちらは『過保護のカホコ』で見せたちょっとクールでワイルドな表情ver.で撮影(『ストリートジャック』2017年12月号より)。

【第1回を読む】

 発売中の「ストリートジャック12月号」では、この’17年に出演したふ
たつのドラマの回想、そしてもうすぐ最終回を迎える日曜劇場『陸王』への思いを語ってもらったが、5歳よりサッカーを始め、名門・東京ヴェルディユースまで15年間、ひたすらボールを追いかける毎日だった彼だからこその、アスリート顔負けの言葉が並び、実に興味深かった。

――さて、本誌インタビュー(「ストリートジャック」2017年12月号)では「遊川さんからいただいたアドバイスをもとに、今は精度をもっと上げていこうと模索しているところ」だと。この場合の“精度”とは、一体どういう意味なんでしょう?

竹内 例えばワンクール(3カ月間)の連続ドラマに出演したときに、監督が求めるもの、現場が求めるものに少しでも近づけるよう…要は、いいシーンに出来るよう、そのパーセンテージを高めていくことです。さらには3カ月間、その状態がキープできること。「昨日はできたけど、今日はできなかった」じゃ、本当の意味でのプロとは言えませんし、波があると現場にも迷
惑をかけることになる。そういう現場での緊張感と、いい意味で肩の力が抜けたお芝居ができるようになることが目標ですし、そうなれたときに初めて
周りからも、「一流の役者さんだね」と言われるんだと思います。

――精度を上げるは、サッカーでよく聞かれる言葉。先ほど(第1回)はフィジカルとも。本誌でコメントされた「好きであれば大変だとは思わない」は、元日本代表の中田英寿さんも事あるごとにおっしゃっている氏の哲学です。

 

竹内  “大変だ”とは思わないようにしているんです。もちろん、キツイ時もあります。でも、どのみちやらなければいけないことだったらマイナスに考えても仕方がないし、だったら前向きに捉えた方がいいかなと。本当にしんどいなという場面も、まだないですね。『仮面ライダー(ドライブ)』も「1年間(撮影が)大変だったでしょう?」とよく聞かれますが、めちゃくちゃ楽しかったですし、撮影が終わってほしくなかったくらい。まだ俳優の仕事を初めて5年も経っていないし、ずっとやってきたこと(サッカー)を一度忘れて、リセットしてこの場にいるので、まだ新鮮なことの方が多いのかなと…というか、サッカーの時もそうでしたけど、自分の好きなことを、自分の意志でやっているので。もしかしたら、その(「大変だ」という)概念すらないのかも知れないです(笑)。