【熱中症対策に関する保育施設・保護者の意識調査】保育現場の9割が”戸外活動中止・制限”に懸念、保護者の7割が「子どもが体調の変化を伝えられないこと」を心配
写真と食の力で子どもの幸せを創ることを目指す総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 千葉伸明、以下 当社)は、全国の幼稚園・保育園352施設と、全国の保育園や幼稚園に通う子どもを持つ保護者891名を対象に「熱中症対策に関する意識調査」を実施しました。

調査の背景
近年記録的な暑さが続いており、2025年も高温が予測されています。保育現場や家庭では、年々深刻化する暑さへの対策が喫緊の課題となっています。
さらに、2025年6月1日からは厚生労働省による「職場における熱中症対策の強化」が施行され、保育施設を含む職場全体での対応強化が求められています。
こうした背景のもと「はいチーズ!」を利用する全国の保育施設と保護者を対象に、熱中症対策に関する実態調査を実施しました。
調査結果のトピックス
■保育施設の9割が猛暑による戸外活動の制限に悩み、季節行事の縮小も多数
■保護者の7割が「子どもが体調の変化を伝えられないこと」に強い不安を感じている
調査結果のトピックス詳細
1.保護者の7割が保育施設の対策に安心する一方で、9割の保育施設が戸外活動の制限に悩み
幼稚園・保育園などの保育施設に、実施している熱中症対策を尋ねたところ「こまめな水分補給(99.4%)」や「エアコンや扇風機などの空調の活用や調整(97.7%)」といった基本的な対策に加え、約半数の保育施設が「熱中症に対する対応ルール・マニュアルの作成(56.0%)」、「緊急時の対応・医療機関との連携(48.0%)」、「熱中症に関する研修の実施(46.9%)」などを積極的に実施していることが分かりました。これは日々の運用だけでなく、緊急時への備えや職員の知識向上といった組織的な管理体制を整えることで、酷暑に万全を期していることを示しています。

こうした保育施設の対策について保護者の67.9%が「安心している」と回答しており、酷暑に備えた対策が一定の評価を得られていることが明らかになりました。

また、昨年の夏の保育中に施設として困ったことを聞いてみました。
83.2%の保育施設が実施している「熱中症警戒アラートに応じた活動変更」により、88.6%の保育施設が「戸外活動の中止・制限」に困ったと回答しました。
子どもの健全な発達に不可欠な戸外活動を、猛暑により制限せざるを得ないというジレンマを現場が抱えていることが浮き彫りになりました。

2.熱中症のリスクは屋外活動が中心、保護者は就寝中の体調変化も心配
保護者へ家庭での熱中症対策を聞いたところ「こまめな水分補給(96.4%)」、次いで「適切な服装(83.3%)」、「室温・湿度管理(82.2%)」と日中の環境要因への対策意識が高いことが分かりました。一方で、熱中症に負けない体づくりに繋がる「十分な睡眠(51.4%)」や「バランスの取れた食事(29.3%)」といった日常的な生活習慣による予防策については、実施割合が低い傾向が見られます。特に、食事を意識している保護者は約3割にとどまっており、日々の体調管理における潜在的な課題がうかがえます。

一方で、子どもの熱中症対策について保護者に不安や困りごとを聞いたところ「子どもが自分で体調の変化を伝えられるか不安(71.3%)」が最も多く、次いで「熱中症の初期症状に気づけるか不安(58.8%)」が続きました。この結果から、保護者は子どもの体調変化に気づく難しさや、子ども自身が不調を伝えられるかどうかに不安を感じており、異変を見逃してしまうことへの懸念が浮き彫りとなりました。

保育施設や家庭での熱中症対策は着実に進んでいるものの、猛暑による戸外活動制限や子どもの体調変化を伝える難しさなどの課題が残っています。今後は子どもの安全と健やかな成長を両立させるため、保育現場の工夫や支援体制の充実とともに、保護者の不安を軽減するための情報提供やサポートの強化が求められます。
【調査概要】
1.保育施設向け調査
・調査方法:はいチーズ!利用施設へのWEBアンケート調査
・調査対象:はいチーズ!利用施設(全国の保育施設(保育園、こども園、幼稚園、保育事業者))352施設
・調査期間:2025年5月19日~5月28日
2.保護者向け調査
・調査方法:はいチーズ!会員へのWEBアンケート調査
・調査対象:はいチーズ!会員(※)891名
・調査期間:2025年5月29日~6月7日
※はいチーズ!会員=未就学児、幼稚園・保育園に通う子どもを持つ保護者
≪はいチーズ!とは≫
「はいチーズ!(https://sencorp.co.jp/service)」は『こどもにピース』をモットーに、保育園・幼稚園など子どもを預かる施設や保護者とともに子どもの幸せを育むことを目指す、総合保育テックサービスです。
運動会や発表会など季節行事の写真撮影から販売、問い合わせ対応まで、トータルでサポートする写真に特化したインターネット写真販売「はいチーズ!フォト」をはじめ、保育ICT「はいチーズ!システム」、アルバム制作「はいチーズ!アルバム」、動画撮影「はいチーズ!ムービー」で子どもの記憶や記録を残し、給食・食育サービス「はいチーズ!ベジ」では子どもの健やかな成長を支援します。未来ある子どもたちの人生がより豊かで幸せに溢れたものになるように、心と身体の両面へアプローチするサービスを提供しています。

≪千株式会社 会社概要≫
代表取締役社長:千葉伸明
本社 :東京都千代田区紀尾井町1番3号
東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー14F
設立 :2004年10月
HP :https://sencorp.co.jp
はいチーズ!は、千株式会社の登録商標です。

千株式会社
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
千株式会社 広報グループ 担当:吉武、早野、椛沢
TEL:03-6266-6662 E-mail:pr@sencorp.co.jp
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調査の背景
近年記録的な暑さが続いており、2025年も高温が予測されています。保育現場や家庭では、年々深刻化する暑さへの対策が喫緊の課題となっています。
さらに、2025年6月1日からは厚生労働省による「職場における熱中症対策の強化」が施行され、保育施設を含む職場全体での対応強化が求められています。
こうした背景のもと「はいチーズ!」を利用する全国の保育施設と保護者を対象に、熱中症対策に関する実態調査を実施しました。
調査結果のトピックス
■保育施設の9割が猛暑による戸外活動の制限に悩み、季節行事の縮小も多数
■保護者の7割が「子どもが体調の変化を伝えられないこと」に強い不安を感じている
調査結果のトピックス詳細
1.保護者の7割が保育施設の対策に安心する一方で、9割の保育施設が戸外活動の制限に悩み
幼稚園・保育園などの保育施設に、実施している熱中症対策を尋ねたところ「こまめな水分補給(99.4%)」や「エアコンや扇風機などの空調の活用や調整(97.7%)」といった基本的な対策に加え、約半数の保育施設が「熱中症に対する対応ルール・マニュアルの作成(56.0%)」、「緊急時の対応・医療機関との連携(48.0%)」、「熱中症に関する研修の実施(46.9%)」などを積極的に実施していることが分かりました。これは日々の運用だけでなく、緊急時への備えや職員の知識向上といった組織的な管理体制を整えることで、酷暑に万全を期していることを示しています。

こうした保育施設の対策について保護者の67.9%が「安心している」と回答しており、酷暑に備えた対策が一定の評価を得られていることが明らかになりました。

また、昨年の夏の保育中に施設として困ったことを聞いてみました。
83.2%の保育施設が実施している「熱中症警戒アラートに応じた活動変更」により、88.6%の保育施設が「戸外活動の中止・制限」に困ったと回答しました。
子どもの健全な発達に不可欠な戸外活動を、猛暑により制限せざるを得ないというジレンマを現場が抱えていることが浮き彫りになりました。

2.熱中症のリスクは屋外活動が中心、保護者は就寝中の体調変化も心配
昨年の夏にお子さまが熱中症を発症したと回答した保護者は、全体の6.1%に上りました。発症時の状況で最も多かったものは「屋外で遊んでいるとき(53.7%)」、次いで「屋外でスポーツ・運動をしているとき(24.1%)」となり、屋外で過ごす時間にリスクがあることが分かります。
保護者へ子どもの熱中症を心配する状況を聞いたところ、屋外での活動中はもちろん「園・学校での活動中(48.7%)」、「プールや海など水遊びしているとき(48.3%)」、「寝ているとき(43.2%)」も4割以上の回答となり、あらゆる状況でリスク意識があることが明らかになりました。
3.保護者の7割が「子どもが体調変化を伝えられるか不安」。熱中症対策の効果に課題感も
保護者へ家庭での熱中症対策を聞いたところ「こまめな水分補給(96.4%)」、次いで「適切な服装(83.3%)」、「室温・湿度管理(82.2%)」と日中の環境要因への対策意識が高いことが分かりました。一方で、熱中症に負けない体づくりに繋がる「十分な睡眠(51.4%)」や「バランスの取れた食事(29.3%)」といった日常的な生活習慣による予防策については、実施割合が低い傾向が見られます。特に、食事を意識している保護者は約3割にとどまっており、日々の体調管理における潜在的な課題がうかがえます。

一方で、子どもの熱中症対策について保護者に不安や困りごとを聞いたところ「子どもが自分で体調の変化を伝えられるか不安(71.3%)」が最も多く、次いで「熱中症の初期症状に気づけるか不安(58.8%)」が続きました。この結果から、保護者は子どもの体調変化に気づく難しさや、子ども自身が不調を伝えられるかどうかに不安を感じており、異変を見逃してしまうことへの懸念が浮き彫りとなりました。

保育施設や家庭での熱中症対策は着実に進んでいるものの、猛暑による戸外活動制限や子どもの体調変化を伝える難しさなどの課題が残っています。今後は子どもの安全と健やかな成長を両立させるため、保育現場の工夫や支援体制の充実とともに、保護者の不安を軽減するための情報提供やサポートの強化が求められます。
【調査概要】
1.保育施設向け調査
・調査方法:はいチーズ!利用施設へのWEBアンケート調査
・調査対象:はいチーズ!利用施設(全国の保育施設(保育園、こども園、幼稚園、保育事業者))352施設
・調査期間:2025年5月19日~5月28日
2.保護者向け調査
・調査方法:はいチーズ!会員へのWEBアンケート調査
・調査対象:はいチーズ!会員(※)891名
・調査期間:2025年5月29日~6月7日
※はいチーズ!会員=未就学児、幼稚園・保育園に通う子どもを持つ保護者
≪はいチーズ!とは≫
「はいチーズ!(https://sencorp.co.jp/service)」は『こどもにピース』をモットーに、保育園・幼稚園など子どもを預かる施設や保護者とともに子どもの幸せを育むことを目指す、総合保育テックサービスです。
運動会や発表会など季節行事の写真撮影から販売、問い合わせ対応まで、トータルでサポートする写真に特化したインターネット写真販売「はいチーズ!フォト」をはじめ、保育ICT「はいチーズ!システム」、アルバム制作「はいチーズ!アルバム」、動画撮影「はいチーズ!ムービー」で子どもの記憶や記録を残し、給食・食育サービス「はいチーズ!ベジ」では子どもの健やかな成長を支援します。未来ある子どもたちの人生がより豊かで幸せに溢れたものになるように、心と身体の両面へアプローチするサービスを提供しています。

≪千株式会社 会社概要≫
代表取締役社長:千葉伸明
本社 :東京都千代田区紀尾井町1番3号
東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー14F
設立 :2004年10月
HP :https://sencorp.co.jp
はいチーズ!は、千株式会社の登録商標です。

千株式会社
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
千株式会社 広報グループ 担当:吉武、早野、椛沢
TEL:03-6266-6662 E-mail:pr@sencorp.co.jp
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