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高槻市消防本部で近畿地区指導会出場を前に訓練総見

8月開催の全国大会出場を目指し日頃の訓練成果を披露




令和7年7月4日(金曜日)、高槻市消防本部の消防訓練センターで、第53回消防救助技術近畿地区指導会の出場を控えた隊員4チーム計17人が出場種目「ロープブリッジ救出」「引揚救助」の訓練成果を披露する「訓練総見」が開催。夏の日差しが照り付けるなか、隊員たちは本番さながらの緊張感に包まれながら日頃の訓練成果を披露しました。

毎年8月に開催される全国消防救助技術大会(以下、「全国大会」)の予選大会の位置づけで実施される「地区指導会」は、消防職員が日頃の訓練で培った救助技術を披露し、救助技術の向上を図ることを目的に開催されていて、上位に入賞することで、全国大会へと駒を進めることができます。本市消防本部は、これまでに52回開催された全国大会に17回出場した実績があります。
今年の近畿地区指導会は7月19日(土曜日)に兵庫県で開催され、本市消防本部は「ロープブリッジ救出」と「引揚救助」の2種目で出場予定。「ロープブリッジ救出」は、被災した建物に、隣の建物等からロープを伝って進入し、要救助者をけん引して被災場所から脱出することを想定した訓練、「引揚救助」は、地下やマンホールに転落した要救助者をロープで引き揚げて救助することを想定した訓練で、同指導会ではそれぞれの正確性とタイムを競います。
この日午前10時に訓練総見が開始。「ロープブリッジ救出」では、ロープにより素早く座席結びを作成した隊員2人がロープ・カラビナを携行して対面する塔上に進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げ、牽引し救出作業を実施しました。また、「引揚救助」では隊員が空気呼吸器を装着後、塔下に降下し、検索により要救助者を発見。塔上の隊員に発見の合図を送った後、塔下に搬送した要救助者に縛帯を着装させ、隊員4人で協力して地上に救出したあと塔下の隊員はロープ登はんにより地上に脱出しました。訓練終了後、訓練を総括し、田中栄二消防長は「高槻市を代表する救助隊として、訓練成果を発揮し、全国大会への出場を勝ち取ってくれるものと信じています」と隊員たちを激励しました。
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