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ペッツファーストグループ マンスリーペットレポート2025年5月度

“Pets always come first”を理念に掲げるペッツファーストホールディングス株式会社(本社:東京都目⿊区、社長︓正宗 伸麻)は、ペットショップ「Pʼs-first」直営店の 2025年5月度における流通過程の重要指標をご報告いたします。



【契約ブリーダーとの取引について】
P’s-first直営店では、オークションなどの第三者を経由せず、全国の信頼できる契約ブリーダーからペットを直接取引しています。2025年5月1日から5月31日までにペッツファーストグループが取り扱ったペット、すなわち契約ブリーダーから引き受けたペットの頭数が1,932頭、そのうち犬が70.0%、猫が30.0%です。なお、5月度に引き受けたペットたちは253名の契約ブリーダーと取引いたしました。

また、ペットの心身の健康を守ることおよび、ペット業界の日齢偽装問題へ対する対策として、P’s-first直営店で取引するペットの取引日齢を法令で定められた生後57日齢以上から 60 日齢以上へ段階的に引き上げることを昨年のニュースレターで発表し、3月度に生後60日齢以上での取引割合が100%を初めて達成しました。*1
5月度も生後60日齢以上の割合は100%、すなわち契約ブリーダーと取引したすべてのペットが60日齢以上でした。



*1:2024年4月23日発行ニュースリリース
ペット販売の生後8週齢(56日齢)規制に対する私たちの考え方~生後60日齢での取引基準への引き上げに関するお知らせ~

【ショップでのペット販売について】
Pʼs-first直営店での5月の販売頭数は1,727頭、内訳は犬が74.3%、猫が25.7%でした。販売時点での日齢平均は生後102日齢、店舗に在舎を始めお客様に迎えられるまでの平均期間は40日間でした。

また、ペットの衝動買い防止と責任ある終生飼育を推進するために、日頃お客様と接する際のご説明を徹底するだけではなく、P’s-first直営店でペットをお迎えされるすべてのお客様に対し、「ペットのお迎え前セミナー」の受講をお願いしております。*2セミナーを受講いただいた1,730組の方のうち、ペットのご契約をされたお客様は1,727組で99.83%、ご契約をお見送りされたお客様は3組0.17%でした。なお、ペットのお迎え前セミナーは、こちらからご覧いただけます。



*2:2025年3月26日発行ニュースリリース
ペッツファーストは、ペットをご購入される前のご契約者様へ「ペットのお迎え前セミナー」を実施しています。~ペットの衝動買いを抑え、責任ある終生飼養のために~

【譲渡/ペットケア&アダプションセンター日光の在舎について】
P’s-first直営店では販売前に疾患が発見され治療を行った上で、継続的なケアや検査などが必要となったペットは、“要ケアペット”としてP’s-firstの店舗や、当社グループのケア施設「ペットケア&アダプションセンター日光」で里親探しをします。P’s-first店舗から3頭・ペットケア&アダプションセンター日光から5頭の計8頭を、里親様へと譲渡いたしました。
また、ペットケア&アダプションセンター日光には5月末時点で90頭が生活し、主に治療を終えた、または回復期にある77頭が里親を募集中です。なお、11頭は里親探し代行サービスの猶予期間中のため募集待ち、1頭は治療中、1頭は終生飼養を行う予定です。*3

*3:2025年5月度の里親探し活動の実績や、里親募集中のペットなどの詳細は下記よりご確認いただけます。
ペッツファースト里親探し活動レポート2025年5月度


【解約について】
5月度には17頭が解約となりました。なお、返還されたペットは、当社がペットの将来に責任を持ち最良のご家族を探します。返還されたペットのうち、1頭が既に新しいご家族に迎えられました。残りの5頭は、店舗にて新たなご家族を探しています。なお、1頭はお引き渡し前の体調不良により契約解除をさせていただき当社が治療を行ったものの、残念ながら治療中に亡くなってしまいました。(5月度の死亡事故の中に当該ペットも含まれております。)


【死亡事故について】
病気や疾患などが発見され、当社メディカルセンターやペッツファースト動物病院内等で治療を施したものの、残念ながら発生した死亡事故数は18頭、店舗においての死亡事故数は7頭、ペットケア&アダプションセンター日光内での死亡事故数は0頭でした。

なお、店舗で亡くなってしまった7頭について、6頭は体調異変が見られてすぐに提携動物病院を受診したものの、容体急変により残念ながら治療中に息を引き取ってしまいました。また、1頭は亡くなる前日に動物病院で治療処置いただき店舗バックヤードで経過観察をしていたものの、夜間に体調急変し、息を引き取ってしまいました。今後は、体重や食欲の変化といった体調の変化にこれまで以上に注意を払い、より早期に獣医師へ相談することで死亡事故の再発防止をしてまいります。

全体の死亡事故数は25頭、死亡率として1.29%、亡くなったペットの死亡時時点での日齢平均は生後104日齢でした。 なお、亡くなってしまったペットはメディカルセンターを経由し、田嶋山九品院にて埋葬供養を行いました。


【当社の在舎頭数について】
5月末時点で当社に在舎するペットは2,672頭です。なお、月末時点では2,483頭でした。

2025年5月度において、ペッツファーストグループで取り扱ったペットのうち、いわゆる売れ残りや行き先が分からないペットは一頭も存在しません。



■2025年5月度におけるペットの死亡事故と対策
ペッツファーストグループは経営理念に沿い、“ペットの死亡事故ゼロ”を目指して当社獣医師を中心に「死亡事故ゼロプロジェクト」を社内で運営し、社内の病気の発生や死亡原因を獣医学に基づき分析して再発防止に向けての対策を講じています。

【死亡事故ゼロプロジェクト リーダー 林田獣医師コメント】

東京メディカルセンター 林田真琴 獣医師
2025年5月の死亡事故数は25頭(前月比+7頭)、死亡率は1.29%(前月比+0.30%)でした。*4なお、死亡原因の内訳は、感染症10頭、呼吸器疾患8頭、消化器疾患6頭、その他原因によって亡くなってしまった頭数が1頭でした。

5月度は前月と比較し、残念ながら死亡頭数・死亡率ともに増加する結果となりました。このような結果を受け、以下の対策を検討の上、実践を進めております。

まず、消毒のルール徹底についてです。



改めて、感染症予防の基本である手洗いや消毒を徹底の上、その方法についても再度周知いたしました。また、ペットの健康管理には早期発見・早期治療が重要です。些細な変化であっても獣医師や管理スタッフへ相談の上、適切な処置が施されるよう、店舗との連携も強化してまいります。

さらに、5~6月にかけて、気温や湿度が高い日も多く、ペットが温度変化から体調を崩しやすく、感染症の発生リスクが高まる時期ともなります。これから使用頻度の高まるエアコン等の清掃もより頻度をあげて、定期的に行うなど環境面での改善も図っていきます。

いずれも基本的な対策とはなりますが、ペットの健康管理には最も重要な点であると考えます。基本にたちかえり、引き続き、ペットのウェルネスを守る取り組みを実践してまいります。一つ一つ対策を重ね、「死亡事故ゼロ」という目標に向かってこれからも一歩ずつ前進してまいります。

※4:前月度のマンスリーペットレポート


■2025年5月度のペットの治療と、回復したペットの行方
死亡事故ゼロの実現には、疾病の予防だけでなく、疾病を患ってしまったペットの命を獣医療によって救うことも不可欠です。そのような場合、当グループでは、ウェルネス管理センターとペッツファースト動物病院で治療を行い、5月度には88頭のペットが重症の状態から回復いたしました。治療後に回復したペットの一例を獣医師のコメントにてご紹介します。

【膵炎、低血糖/東京メディカルセンターにて治療】

回復し、店舗で家族を探すトイ・プードル
低血糖のためメディカルでの治療を開始しました。血液検査で膵臓の値が高く、膵炎の治療を行いました。膵臓が炎症を起こしていてうまく食事を消化吸収できず、低血糖を繰り返してしまう状態でした。
点滴を入れ直して徐々に回復して、現在は店舗でしているようです。


子犬はまだ体の中に蓄えが無く、うまく消化吸収ができないと低血糖や命が危険になってしまいます。治療が長期間になってしまいましたが、無事に回復してくれて良かったです。




当社グループでは病気の予防と獣医療によってペットの命を守り、私たちが受け入れたすべてのペットの家族を見つけて幸せなペットライフを送れるよう、今後も改善を続けてまいります。同時に、情報を開示し続けることによって、あるべき健全なペットショップ運営を行います。

■会社案内
【会社名】ペッツファーストホールディングス株式会社
【所在地】〒153-0063 東京都目黒区目黒1-24-12オリックス目黒ビル9F
【資本金】100百万円
【売上高】14,659百万円(2024年度実績)
【従業員数】1,216 名(うち獣医師 66名 愛玩動物看護師 82名※業務委託含む)2025年5月末時点
【代表者】代表取締役会長CEO 坂本晴彦
取締役社長COO 正宗伸麻
【ニュースレター】https://www.pfirst.jp/newsletter.html

※2025年6月6日、ペッツファーストホールディングス株式会社は、アークランズ株式会社のグループ会社となりました。


【会社名】アークランズ株式会社 
【所在地】〒955-8501 新潟県三条市上須頃445番地
【資本金】6,462百万円
【売上高】 315,700百万円(2025年2月期)
【従業員数】13,094名
【代表者】代表取締役会長CEO 坂本晴彦
代表取締役社長COO 佐藤好文


【その他】
アークランズ株式会社は「くらし、満たす。こころ、満たす。」をスローガンに業界をリードする生活価値提供グループを目指し、ホームセンターの「ムサシ」、「ビバホーム」、とんかつ専門店「かつや」、からあげ定食専門店「からやま」等の「住」と「食」に関わる事業を展開します。独自の進化と変化を続ける事で専門性を極め、お客様の「もっとくらしを豊かにしたい」というおもいにお応えします。


■お問い合わせ先
【本掲載内容について】
ペッツファースト株式会社 広報部
電話番号 03-6910-4500/E-mail pr@pfirst.jp
担当者 粕谷・西河・小野





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