「私は母親とは違う」300万円もの借金を抱えた風俗嬢
日本の最貧困地帯 沖縄のリアル①
母親に抱いた感情は、殺意
その後、母親はさらにひろきさんとの間に二人の子宝に恵まれた。しかし、結局はひろきさんの暴力に耐えかねて県外に出稼ぎにいった。なつきさんたち5人は近所の団地に住んでいた祖母に預けられることになった。
しかし、母親はそこでもひろきさんには内緒で男を作った。仕送りをすることはなく生活の糧は祖母の生活保護のお金だけであった。欲しい物は何一つ買うことができなかった。
なつきさんが、中学生の頃になると周りの色々な人から「他の兄弟と似ていない」とからかわれるようになった。中には悪意を持って陰口を叩くものもいた。ある日、耐えかねたなつきさんは、祖母を問い詰めて、“真実”を知ることになった。
その時になつきさんが母親に抱いた感情は、殺意だ。