【“本のプロ”である書店員が、思わず納得・共感した「新書」7選】 | BEST T!MESコラム

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“本のプロ”である書店員が、思わず納得・共感した「新書」7選

書店員がすすめる、思わず感動する新書!⑤

◆学問の一番最初にあるのは音楽だ! 引用したくなる魅力的な文章

浦久俊彦・著『138億年の音楽史』(講談社現代新書)

138億年の音楽史』浦久俊彦・著(講談社現代新書)

 ビッグバンから始まった「宇宙の音楽」の歴史では、ベートーヴェンもビートルズもちっぽけな砂の一粒にすぎない。「音」と「調和(ハーモニー)」をキーワードに、138億年の音楽の歴史を壮大なスケールで描くユニークな書。

☆推薦人:紀伊国屋書店西武渋谷店 竹田さん

「音楽史と聞くと、クラシックなどを想像しがちですが、同書の守備範囲はそれだけにとどまりません。天文学者、物理学者が学問を研究する際も知らず知らずのうちに音楽を使っていますし、人体のリズムをはじめ、すべてが音楽として捉えられています。ビッグバンから音楽をたどっていくと、クラシックなんて最近中の最近の音楽。すべての学問の一番最初にあるのが音楽、と言っても過言ではないくらいに、音楽の歴史が魅力的に書かれていて、引用したくなる文章ばかりです」

 

◆競争をせず、自分のペースで生きる…読むと励まされる一冊

自分は自分 人は人−争わない「生き方」』和田秀樹・著(新講社ワイド新

和田秀樹・著『自分は自分 人は人 争わない「生き方」』(新講社ワイド新書)

書)

 社会は競争が激しく、経済も厳しい状況が続く。そんなストレスフルな社会で自分のペースを守って生きていくには? 著者は自らも争いごとが嫌いで、「マイペースがいちばん気持ちを楽にさせてくれる」と説く。他人と争わず、目標を達成して夢を実現する生き方を、精神科医・和田秀樹氏が指南する一冊。

☆推薦人:三省堂書店池袋本店 金澤さん

「他人を意識しすぎて疲れているときに手に取った本です。本書によると、『争う気持ちが強いときには、一見、パワフルにふるまっているように見えますが、自分のペースは完全に失っている』とのこと。社会に出れば否応なしに競争の中に身を投じる必要があると思われがちですが、同書は『自分のペースで生きること』について肯定的に書かれています。自己啓発本とはちょっと違うけど、読むと励まされるような一冊です」

 

 社会学、音楽史、生命の仕組み、生き方…などなど、いずれも圧倒的な知識と深い考察によってわかりやすくまとめられた新書ばかり。まずは、あなたが気になるトピックスから手に取ってみてはいかがだろうか。

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