広瀬すずの声に独特の「色気」がある、本当の理由。 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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広瀬すずの声に独特の「色気」がある、本当の理由。

8月18日(金)全国ロードショー! 映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』公開記念スペシャルインタビュー。

写真を拡大 広瀬さん演じるなずな(右)に想いを寄せる少年・典道(左)を、声優初挑戦となる菅田将暉さんが演じる。ふたりは初の共演。

広瀬 菅田くんとは初の共演で、ふたりのシーンがほとんどでした。収録は3日間だけでしたが、「遠すぎず近すぎず、だけどなんかそばにいる」という絶妙な距離感は、典道くんとの関係に近くて、そのドキドキした感じが声にも出ていると思います。

 

女優・広瀬すずの声に「色気」が宿る理由。

 広瀬すずの声は、不思議と耳に残る。自身は「なんか変な声をしてるなと思います(笑)」と語る。

広瀬 今の事務所に入ったとき、マネージャーさんに『声の8割が息』って言われて(笑)。でも、ときどき周囲の方から『声がいいよね』って言ってもらえることもあって、誰ともかぶっていない声らしいんです。だから今回の映画は、声だけなのでなずなが自分のままで、「もっとテクニックがあったらいいのに」と強く思いました。

 そんな彼女の特徴である吐息の表現は「疲れとか、喜びとか、色っぽさも表現できるもの」でもある。

広瀬 たとえば今回の作品だと、典道くんに「どっちでしょう?」と言うところ。その「しょう」のところで、少し息が入った感じの声が出せたら、なずなの色っぽさが出せるかな、と思って演じました。またアニメーションのお芝居は、独特の言い回しがあると思いますが、今回は映像のときとほぼ同じように演じることを意識しました。もともと人間が演じたドラマですし、どこかに人間の生々しさみたいなのは残しておきたくて。

 また本作には、ふたり乗りの自転車で坂道を駆け下りたり、電車で駆け落ちをしたりと、キラキラした青春を感じるシーンがたくさんある。

広瀬 プールサイドで寝ているなずなの顔にトンボがとまり、典道に「つかまえてよ」と言うシーンは、なずなの色っぽさが印象的で。ゆったりしたセリフに余裕も感じられて、すごく素敵なシーンだなって思いました。

KEYWORDS:

映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』
8月18日(金)全国ロードショー

写真を拡大 ©2017「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」製作委員会

夏休み、海辺の町の花火大会の日。典道は想いを寄せるなずなと町から逃げ出そうとするが、母親に連れ戻される。「あのとき俺が…」と典道が不思議な玉を投げると、時間が巻き戻され……。繰り返される一日の果て、ふたりの運命は?原作:岩井俊二、脚本:大根仁、総監督:新房昭之、声の出演:広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、アニメーション制作:シャフト、配給:東宝 http://uchiagehanabi.jp/

広瀬すず

1998年6月19日生まれ、静岡県出身。2012年から雑誌『Seventeen』の専属モデルに。'13年にテレビドラマ『幽かな彼女』で女優デビュー。'16年度は映画『ちはやふる -上の句-』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。今後も『三度目の殺人』[9月9日(土)公開]、『先生!』[10月28日(土)公開]と、出演映画が続く。

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