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“自分にあった仕事”の見つけ方…「クロネコヤマトの宅急便」創始者の仕事観

【連載】「あの名言の裏側」 第6回 小倉昌男編(1/4)目の前の仕事に惚れよう

 最初は嫌いなタイプだと思っていても、付き合っているうちに相手の魅力を理解し、気がついたら結婚しているようなケースは珍しくない、と小倉氏。仕事もそれと同じだというわけです。

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 理想の仕事を探すのではなく、目の前にある仕事に「惚れる」ことが大事だ。最初は意に染まらないと思っていた仕事でも、やっているうちにおもしろくなるということはいくらでもある。
 ただし、それは自分から積極的に探さないとわからないだろう。「つまらない仕事」「自分に合わない仕事」と決めつけていると、おもしろいところ、楽しいところがあっても目に入らないものだ。
(『「なんでだろう」から仕事は始まる!』より)
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 これらの言説は、仕事に取り組むうえで持っておきたい姿勢としてだけでなく、物事の本質を見極めるときにも役立つ視点ではないでしょうか。先入観や思い込みに左右されるのではなく、冷静に、かつ積極的に見方や取り組み方を変えてみるのが重要ということでしょう。
 好機を追い求めているようで、実は好機を逃している……そんな状況は、自分が考えている以上に多いのかもしれません。

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漆原 直行

うるしばらなおゆき




1972年東京都生まれ。編集者・記者、ビジネス書ウォッチャー。大学在学中より若手サラリーマン向け週刊誌、情報誌などでライター業に従事。ビジネス誌やパソコン誌などの編集部を経て、現在はフリーランス。書籍の構成、ビジネスコミックのシナリオなども手がける。著書に『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』、『読書で賢く生きる。』(山本一郎氏、中川淳一郎氏と共著)、『COMIX 家族でできる 7つの習慣』(シナリオ担当。伊原直司名義)ほか。

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