【大相撲】横綱昇進目前の大の里は感謝の人。パレード騎手の高安に「心の広さというか、改めて胸にきた」

大相撲夏場所で2場所連続4度目の優勝を遂げ、横綱昇進が確実となった大関・大の里(24=二所ノ関)が26日、茨城・阿見町の部屋で一夜明け会見を行った。
14勝1敗の好成績。
この日に開かれる横綱審議委員会、及び28日の番付編成会議と臨時理事会を経て、正式に横綱へ昇進する。
「(優勝は)4回目ということで。1回目の時より徐々に慣れてきたけど、何回優勝しても、うれしいことはうれしい」と満面の笑みを浮かべた大の里。
優勝パレードの旗手は、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の弟弟子にあたる小結・高安(35=田子ノ浦)が務めた。
先場所の優勝決定戦で対戦した相手でもあったが、「(高安が旗手を務めることは)僕も前日まで聞かされていなくて、(二所ノ関)親方と高安関で話して決まったと思う。先場所一緒に優勝争いをした先輩でもあるし、そういう方が旗手をやってくれて本当にありがたい。高安関の心の広さというか、改めて胸にきた」と大の里。
隣に座った高安からは「おめでとう」と声をかけられたという。
その上で「初めてこの部屋に来た時に、高安関がいて稽古をつけてくださった。この二所ノ関部屋に(入門する)背中を押してくれたのも、高安関だったので。今回こうやって旗手をしてくださったことに、感慨深いものがある」と改めて深い感謝を述べていた。
文:BEST T!MES編集部