続いて、通変星、蔵干通変星から斉彬の性格を読み解いていく。斉彬の性格を円グラフに表すと下記のようになる。

 

知性…様々な分野の知識が豊富で、何かを学ぶことに喜びを感じる。頭の回転が速く、物事を論理的に捉えることが上手

行動力…頭で考えるよりも行動で結果を出す。未知の分野に挑戦する意欲が強く、交渉力や営業力を磨けば成功できる

人脈…さりげない気配りができて誰とでも仲良くなれる。サービス精神が旺盛でコミュニケーション能力も高く人を動かせる。

自立心…他人に依存することなく、自分が信じた道を突き進む強い精神性。リーダーシップを発揮しフリーで活躍できる。

遊び心…楽しいことを企画する等、生活に遊びを取り入れることが自然とできる。芸術面の才能があり、表現力が豊富。

○40%と圧倒的な人脈の持ち主!(正財・偏財) 
 人脈とは、さりげない気配りができて誰とでも仲良くなれる星。誰に対しても優しく、好かれる存在だったのだろう。また、「正財(せいざい)」は、いい人脈を手に入れ、信頼関係を築ける星。「偏財(へんざい)」は、とにかくお友達が多く、ピンからキリまで幅広い人脈を持っているイメージである。

 斉彬はまさに人に恵まれた人物だったと思う。名君と名高い斉彬であるが、藩主として務めたのはたったの7年である。しかし、家督を継ぐ前から、他の藩とも交流を持っており、同様に名君と称される、宇和島藩主の伊達宗城(むねなり)や、水戸藩主・徳川斉昭(なりあき)とも親交を深めた。ときの老中・阿部正弘とも繋がりがあり、公武合体や開国、それに伴う軍事的準備を訴えた。正広の許可を得て、琉球王国を介してフランスからの兵器購入を計画していたという。
 藩主としていい人脈を作る一方、西郷隆盛や大久保利通、小松帯刀といった下級武士を見出したのも斉彬である。当時の身分ではとても藩で頭角を現すことは不可能だったが、斉彬によって引き立てられた。例えば、西郷は農政等に関する建白書を書き、藩庁に提出したのが登用のきっかけになっている。身分が高かろうが、低かろうが、人を大切にする!これが、斉彬の信条だったのだろう。

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