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カナズチよ、さようなら。“憂き身と立ち方”でさらにレベルアップ!

50 代からの健康アップ水泳術

浮き身&立ち方!

こんにちは。
水泳インストラクターの内村です。

気が付けばもう2月ですね。
初日の出を見ながら立てた目標、着実に進んでいますか?

僕は、電車のつり革広告で見た、
開脚180度!を目標に、
地味にストレッチを頑張っています(笑)

さて、前回は今年こそ脱カナズチ!ということで、
ボビングウォーキングを解説させていただきました。
水中ウォーキングをしながら、息継ぎの基礎練習ができてしまう、
まさに一石二鳥。
水中だから関節にも負担がないし、有酸素運動にもなるし、良いこと沢山。
でも、せっかくプールに入るのだから泳ぎにつながる練習も入れていきたいですよね?

ということで、今回は少し発展して、「浮き身と立ち方」を解説します。
特に立ち方は、水の怖さの克服と、泳ぎの息継ぎと関連してくるので、
とても大切です。

ポイントは、
「浮き身は、息を止める!」です。
「立ち方は、頭をあげるのは最後!」です。
まずは、このように覚えるとよいでしょう。

それでは写真で詳しく解説します。

《浮き身&立ち方》

①両手、両足を肩幅に開き、立ちます。

そこから、顔を水中に入れ、

「ん!」と息を止めながら手を前に伸ばします。

 

写真のように、最初はからだは斜めのままでかまいません。
肘、膝、腰を真っ直ぐにしておきます。

②次に、足と胴体を丸めるます。

この動作中は、「う~ん」と鼻から息を吐き出し続けます。

 

目はプールの底を見たままです。

両手は真っ直ぐ後ろまでかきます。

 

足を、自分の真下までもってきます。

③引き続き「うーん」と鼻から息を吐きながら、

プールの底に足が着地するのを目で確認します。

 

着地できたら、ゆっくり体を起こして立ち上がります。

くれぐれも、足が着地しないうちに頭を水面に持ち上げないでください。

これをやってしまうと、あたふたして、

足が立つ所でも溺れてしまいます!

繰り返しになりますが、とても重要なのでもう一度。

立つときは、頭が最後!です!!

④慣れてきたら、①の斜めの体のを水平にしていき、

完全に水面で浮き身姿勢をとってみます。

この時、息は止めておきます。

浮き身の姿勢は、真上から見いた時、

大の字になるとバランスがとれます。

 

立つときは③同様、着地してから頭を起こします。

今回は、動画もご用意しました!!

【動画】浮き身から立ち方↓

例えば自転車。
どんなに乗れることができても、
ブレーキが無ければ、止まれないので怖いですよね?

つまり、いざとなったら止まれる安心があるから
怖さがなくなるのです。

水泳も自転車と同じで、どんなに浮くことが出来ても、
安心して立つことができないと、
いつまでも水が怖いままなのです。

人は怖いと呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いと息が上がり、苦しくなります。

つまり、泳ぎの本格的な練習に入る前に、
立てない不安をすべて取り除いておく必要があるわけです。

ということで、どうぞ繰り返し繰り返し、
練習してみてください。

次回は少し、水の中を進んでみますよ!
お楽しみに♪

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