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おすすめ子宮ケア、女子の体を根底から良くする

女子40歳からの、身体美人化計画 第10回

女性の永遠のテーマである「若々しさ、美しさ」を、流行に翻弄されずに確実に自分のものにするにはどうしたら良いのでしょうか? この連載では、本質的に健やかで美しい女性であるための方法を、パーソナルトレーナーの三雅さんが、妙齢女子の体と心の在り方から見つめていきます。大好物のコラーゲンや女性ホルモンとの付き合い方などに触れながら、華麗に加齢に抵抗する術を授けます。

■ペットボトルでできる簡単子宮ケア

 梅雨まっただ中な6月下旬、いかがお過ごしでしょうか。低気圧に心まで押されて憂鬱になり、元気が出にくい季節とも言えますね。不安に襲われたり、ネガティブ思考がグルグルしていませんか? 幸せの定義は色々とあると思うのですが、その大きな1つが、不安がないこと。その不安を体から軽減できる方法をまずは紹介しますね。

 骨盤の真上にちゃんと頭が乗っていないと、耳の奥にある平衡感覚を司る場所が不安定感を感じ、脳が不安を感じると言われています。ささ、今すぐ骨盤の真上に頭を乗せて。

 スマホの影響で猫背になり、骨盤の真上に頭が乗っていない人が急増しています。楽しい事をやっているはずなのに、実はみんな幸福感は落ちているのではないでしょうか。心にいつも不安があり、またスマホに現実逃避をする悪循環。それでは体もどんどん悪くなってしまいます。気づいたらいつで骨盤の真上に頭を乗せ直し、余計な不安を減らしましょう。

 またどうしてもネガティブ思考がグルグルしてしまう時もありますよね。そのグルグルに気づいたら、サッと胸を開いて目線を45度の高さまで上げる。グルグル思考がピタッと止まりますよ。自分を不幸にしているのは目の前の事象ではなく、自分の思考です。そのグルグルを止めることが大事なのです。

 チカラワザで心を上向かせるよりもずっと簡単で効果的なので、ぜひこれらをお試しください。体のちょっとした事を変えるだけで、心の状態はぐんっと上がるものです。美しい姿勢にも繋がりますよ。そしていつも幸せでいてくださいね。

 さて今日は女性の体を元気に若々しくする『子宮ケア』をお伝えします。ぜひ全ての女性にやって頂きたい簡単なケア方法です。まずはそれにまつわる実話から。

 子宮と卵巣を良くする「会陰穴」(えいんけつ)というツボがあります。女性に非常に重要な経絡である任脈の始点にあたり、場所は膣と肛門の間です。何千年も前の昔、中国の宮廷にはこのツボにお灸を据えられる腕の立つ専属の鍼灸師さんが仕えていました。お妃様の女性機能をUPさせ、お世継ぎを産ませることが彼の最も重要な役目です。なんと当時、このツボは宮廷から門外不出の秘密のツボでした。敵に知られたくない程の効果があるツボだったのです。

 門外不出なほど女性機能UPに効果があるツボ、そそられますよね。しかし場所が場所なだけに、現代の治療ではそれに代わるツボが使われています。鍼灸治療とはツボを刺激することにより、経絡の巡りを良くして関わる臓器を元気にしていくものです。だからそれを私たちが自分でやるとするならば、要は巡らせればいいのだからそのツボを温めればいいということ。それなら私たちにもできるし、むしろこの場所は自分でやらせてください!ですよね。

 今の女性たちの多くは本当に骨盤がカチカチで、子宮や卵巣も冷やし、女性機能を落として老化を早めています。冬は当然に冷えて、夏も冷房で冷えて、運動不足やストレスも相まって、秘密のツボも冷えていることは確実です。第34回コラムで紹介している骨盤と肩甲骨のリセットでまずは骨盤を柔らかくし、そして今日お伝えする子宮ケアで、更に女性としての体を根底から良くしていってください。

 おすすめの子宮ケア、会陰穴を温める簡単な方法です。

 用意するものはコンビニのホットドリンク売り場にある、オレンジキャップのホット用ペットボトル。あのボトルにお湯を入れれば、適当な耐熱性と保温性でお手軽な湯たんぽになります。それをお股に挟むだけです。事務仕事中、家でリラックス中など、いつでも簡単に会陰穴を温められ、子宮ケアができますよ。やってみると分かりますが、それはもう温かくて想像を超える気持ちが良さです。季節関係なく冷えている女性は多いし、膣、子宮、骨盤などをいつでも温かく柔らかくしておくことは、年齢関係なく女性の健やかさ、若さ、美しさには必須です。この子宮ケア方法は簡単な上に効果も高いので、ぜひお試しくださいね。女性機能をぐんぐん上げていきましょう。

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三雅(mika)

パーソナルトレーナー。10代から結膜炎、鼻炎、喘息、アトピーなどのアレルギー疾患に苦しみ、27歳の時に草津温泉にこもり湯治生活をする。自分自身を蘇らせることに全身全霊をかけ、やがてほとんど薬を使うことなく全てのアレルギー症状を克服。その後、中国政府認可の国際中医薬膳師やピラティスインストラクターなどの資格を取り、現在は通うのは月1回で良いオリジナルメソッドのトレーニング指導を行っている。



http://gracehouse-mika.com/



写真:花井智子


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