女性の永遠のテーマである「若々しさ、美しさ」を、流行に翻弄されずに確実に自分のものにするにはどうしたら良いのでしょうか? この連載では、本質的に健やかで美しい女性であるための方法を、パーソナルトレーナーの三雅さんが、妙齢女子の体と心の在り方から見つめていきます。大好物のコラーゲンや女性ホルモンとの付き合い方などに触れながら、華麗に加齢に抵抗する術を授けます。

■ぐうたらな脳に言い訳させない

 新しい時代も始まり、爽やかな気候とともにフレッシュな気持ちになりますね。いかがお過ごしでしょうか。運動を始めよう、早起きをしようなど、新たな自分のために小さな決意をしたりもすると思うのですが、そのフレッシュさが、面倒くさい、という淀みに負けないコツをご存知ですか?

 それは「5秒ルール」。脳は5秒経つと言い訳を考え出すと言われています。例えば、目覚ましが鳴って起きなきゃと思っても、5秒経つと、まだ暗いし、寒いし、睡眠不足が続いたし、などいかにもな言い訳を脳が考え出してしまうので起きられなくなる。だから目覚ましが鳴ったら3、2、1で起きるのがコツで、脳に言い訳の時間を作らせず、淀む前に自分をサクサクと動かしていけるというもの。

 きっと多くの人は宝の持ち腐れ状態で、何かをやりたいなと思っても、自分には無理、自分には価値がない、などのやらない理由を考えすぎてしまっている気もします。そんなことを考える前に3、2、1。淀んでしまう前に自分を動かしてしまうが良いのです。これまでに紹介してきた女子のためのエクササイズなども、ぜひ3、2、1でやってみてください。体も心も変わり、いつまでもフレッシュな自分でいられますよ。

 そんな瑞々しさもある、素敵な大人の女性であり続けることは私たちの願うところですが、じりじりと忍び寄り、いつの間にか飲み込まれてしまう「更年期」は妙齢女子の大きな憂鬱。アンニュイなんていう小洒落たものではなく、否応なく体や心を不調にし、老化を感じさせるこの切ない時期を、いかに切り抜け、なんなら「おばさんなんて言わせない」くらいの気概を持って過ごしたいもの。40、50代はこんなものと諦めたら終わりだし、憂鬱に浸かった毎日を過ごすなんて不幸でしかありません。今からでもできること、全ての女子に必要なことを、今日は紹介したいと思います。

 しかしそもそも更年期とは何か。

 女性ホルモンは脳下垂体からの命令を受け、主として卵巣から分泌されています。ところが妙齢になり卵巣機能が低下すると、命令を出しても出しても、卵巣は女性ホルモンをスムーズに分泌できなくなり、脳下垂体がパニックを起こします。脳下垂体の一番重要な働きは「自律神経を整える」ことなので、パニックが起きたことにより自律神経が大きく乱れてしまうのです。よく考えてみると、のぼせ、汗が止まらない、イライラ、落ち込み、などの更年期障害の症状は、全て自律神経失調症の症状ですよね。つまり更年期とは「妙齢女子のホルモンバランスによる、自律神経失調症が起きる時期」のこと。だから自律神経を良くすることが、更年期障害を良くすることであり、この時期を切り抜ける大きなポイントなのです。

 覚えていますか? 自律神経は骨盤の柔らかさと深く関わっています。ところが本当に多くの女性の骨盤はカチカチになっていて、自律神経は不安定になり、女性機能を落とし、老化を早めています。骨盤を柔らかくし、自然のリズムに合わせた開閉ができるようになるためのエクササイズを第34回コラムで紹介していますので、ぜひ、もう必ず、やってください。全ての女子に本当に重要なエクササイズであり、サラバ更年期! に繋がってきます。

 また若々しく美しくの要は「成長ホルモン」であることを既にお伝えしていますが、その成長ホルモンも脳下垂体から分泌されます。だからそのためにも脳下垂体がいつも元気でいることは欠かせず、やはり自律神経を安定させることが鍵になってきます。そしてその自律神経を乱す最大の原因はストレスであり、更にストレスはダイレクトに女性ホルモンも減らすので、その対策はとても大事です。

 このコラム連載で、これまでに私が書き綴ってきたことが全て繋がっていることにお気づき頂けると嬉しいです。いつまでも若々しく美しく、健やかな女性であるために特に大事なのは、成長ホルモン、女性ホルモン、自律神経であり、それらを良い状態にするためには「子宮、卵巣、骨盤を柔らかく温かく保つ」ことが必須で、その方法やストレス対策、今日からできる小さくても確実なことなどを紹介してきました。ぜひ読み返し、エクササイズもやってみてください。