急カーブを走る登山電車アレグラ
アレグラ車内

 乗車した登山電車は「アレグラ」と愛称が付いた新型車両3両編成だった。旧型車両を好むファンも結構いるけれど、窓の大きな新型車両に乗るのは気持ちがよい。発車時間が迫っていてかなり混んでいたけれど、幸いクロスシートが2席空いていたので窓側に座る。進行方向とは逆向きの席だったが、途中でスイッチバックが3カ所あり、進行方向が何回か変わるので、それほど苦にならない。登山鉄道は急勾配のみならず。かなりの急カーブもあり、窓からのぞくと最後尾の車両全体がよく見えるのが楽しい。窓ガラスが大きいので、乗客の姿がはっきりと見て取れる。

箱根湯本駅付近を走るアレグラ

 電車は高度を下げながら箱根湯本を目指す。最後のスイッチバックとなる出山信号場を出ると、進行方向を向いた席となる。トンネルを抜け、早川に架かる出山の鉄橋を渡り、またトンネルを抜けると最後の停車駅塔ノ沢に停車。さらに急勾配を下りていき、箱根湯本が終点となる。

箱根湯本駅に到着する小田急ロマンスカーGSE

 登山電車の模型が展示されている駅構内のカフェで少しだけ時間をつぶしたあと、待望の新型ロマンスカーGSEに乗る。座席にコンセントが設置され、従来のロマンスカーより窓も大きくて、くつろげる車内だ。時間帯のせいか乗客は少なく隣の席は空いたままでゆったりと過すことができた。
 以前乗った白いロマンスカーVSEは天井が高く、温かみのあるインテリアだったので、あれはあれで心地よかった。甲乙つけがたく、往復で車種を変えるのがいいのではないだろうか。小田原を出ると、海老名に停車したのは意外だった。2021年には海老名駅に隣接してロマンスカーミュージアムができることになっているので、海老名停車はその布石だろうか?町田にも停まり、多摩川を越えると複々線の線路を気持ちよく走る。箱根往復は、やはりロマンスカー利用に限ると思う。また、箱根の乗り物を乗り継ぐ旅には「箱根フリーパス」が便利で割安となるので、おススメである。

新宿駅に到着したGSE

取材協力=小田急エージェンシー、小田急電鉄