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スポーツ界横断の使い捨てプラごみ削減プロジェクト『HEROs PLEDGE』に新たに4名のアスリートが参画

~元モーグル日本代表伊藤さつき氏、フリースタイルスキー小野塚彩那氏、元バレーボール女子日本代表佐藤美弥氏、元スノーボードハーフパイプ日本代表橋本通代氏がパートナーアスリートとして参画~

日本財団(東京都港区、会長 笹川陽平)は、アスリートと共に社会課題解決の輪を広げていくことを目的とした「HEROs~Sportsmanship for the future~」(以下 HEROs)を推進しています。その取り組みの一つである、スポーツ界を横断して使い捨てプラスチックごみ削減に取り組むプロジェクト「HEROs PLEDGE」において、この度4名がパートナーアスリートとして参画したことをお知らせいたします。
2024年3月28日に始動したHEROs PLEDGEは、既に36名のアスリート、27組のスポーツ関連団体が参画しており、4名の新たなパートナーアスリートを迎え、スポーツの興行において環境問題の原因のひとつである使い捨てプラスチックごみを削減していくために活動してまいります。
就任にあたってのコメントとプロフィールは下記の通りです。

元モーグル日本代表 伊藤さつき氏■プロフィール
元モーグル選手日本代表。
1993年4月30日生まれ。滋賀県日野町出身。
2歳からスキー、5歳からモーグルを始め、16歳で日本代表に選出。
2015年田沢湖W杯デュアルモーグル2位。
2022年3月に引退。一般企業に就職後、現在はスキーコーチやパーソナルトレーナーとして活動。





伊藤氏は、長年スキー競技に携わる中で年々雪不足を痛感し、気候変動問題への危機感を抱く中で、姉でありHEROs PLEDGEパートナーアスリートである、伊藤みき氏の紹介でHEROs PLEDGEの勉強会に参加。気候変動の深刻さを改めて認識しHEROs PLEDGEの目指すビジョンに共感するとともにスキーファンを中心に啓発活動を進め社会のロールモデルとなる取り組みを行なっていきたいという思いの元、この度パートナーアスリートとして参画することになりました。
伊藤氏は、自身の経験を活かしスキー教室の開催を通じて子供たちに、気候変動や使い捨てプラスチックごみ削減への意識を高める機会を提供することや、マイボトル普及活動を通して使い捨てプラスチックごみを減らし循環型社会を実現する活動を推進していきます。

【伊藤 さつき氏 コメント】
「冬に雪が降らず試合が中止になることも増え、スキー競技を通じて気候変動の影響を感じていました。大好きなスキー競技を未来に残すために、気候変動について学び続けるとともに、子供たちに環境の大切さを伝えていきたいと思っています。また、マイボトルの普及を通して一人ひとりの意識改革を促したいです。HEROs LEDGEと共に、できることから行動していきます。」

フリースタイルスキー 小野塚彩那氏■プロフィール
2011年、アルペン・基礎スキーからハーフパイプに転向。2014年ソチオリンピック銅メダル、W杯総合優勝2回、2017年世界選手権優勝。2018年平昌オリンピック5位入賞後、X-GAMESを最後にハーフパイプからフリーライドに転向。日本人女性初のFreeride World Tour参戦。
一児の母となった現在も、フリーライドの第一線で活躍中。
2024年には、ドキュメンタリー映画『MOMENTAL』を公開し、『挑戦する母』としての姿を発信。





小野塚氏は自然環境と密接なスキー競技に長年携わる中で、気候変動への危機感を抱く一方、競技のために人工降雪機を使用することもあり、競技環境が自然に与える負荷の大きさを痛感するようになりました。こうした背景から、現在は地元新潟県南魚沼市でオリンピックやキャリアに関する講演に加え、再生可能エネルギーへの転換や雪国特有の環境問題に関する特別授業をする『Ayana's Return Project』を実施されています。また、スキー場でのマウンテンクリーン活動を実施し、参加する子どもや保護者に対し、プラスチックごみが自然環境に与える影響やスキー場にゴミが多い原因などを説明し、環境問題への理解を深める活動を行っています。小野塚氏はウィンタースポーツの大会やイベントを通して、飲食出店者との連携を図り、イベント会場から排出されるごみを再利用するリユースシステムの構築も視野に入れ、環境負荷を最小限に抑えた大会やイベントの開催を目指します。
【小野塚彩那氏 コメント】
「ウィンタースポーツは、他のスポーツと比較しても、使用する道具やスキー場での電力消費など、環境への負荷が大きいと考えています。将来的には、環境負荷を最小限に抑えた、あるいは環境にプラスの影響を与えるような大会やイベントを開催することを目指し、持続可能なスポーツのあり方を追求していきたいです。多くのアスリートが同じ目標に向かって活動することで、より大きな影響力を社会に与えられると確信しています。」

元バレーボール女子日本代表 佐藤美弥氏■プロフィール
元バレーボール女子日本代表。
大学卒業後、国内トップリーグに所属する日立リヴァーレ(現Astemoリヴァーレ茨城)に入団し、国内リーグでのベスト6の受賞や、ワールドカップなどの国際大会出場を経験。現在はAstemoリヴァーレ茨城のアンダーカテゴリーの指導や、競技の普及育成活動を行っている。






佐藤氏は昨今の異常気象に不安を抱く中で、スポーツが持つ影響力を信じ、アスリートとして環境問題への意識を高め行動を促すことで、社会全体の持続可能な未来に貢献したいという強い意志のもと、スポーツ界横断で取り組むHEROs PLEDGEのビジョンに共感し、この度パートナーアスリートとして参画することになりました。数々の国際大会で活躍してきた佐藤氏は、自身の経験や影響力を活かし、スポーツ界における環境問題への意識を高めることを目的とし、使い捨てプラスチックごみの削減に向けた情報発信や啓発活動、イベントへの参加などを予定しています。

【佐藤美弥氏 コメント】
「近年、夏の異常な暑さをはじめ、日常生活の中でも気候変動を強く感じるようになり、漠然とした不安を抱いていました。そんな中、アスリートの仲間たちが積極的に環境問題に取り組む姿を目にし、自身の意識と行動を見直すきっかけをいただきました。私一人では限界があると感じていたことも、仲間と手を取り合うことで、より大きな輪を広げられるのではないかと考え、この度参画することを決意しました。まずは、身近なことから継続して取り組み、環境問題への理解を深めながら情報発信に努めたいと思います。所属クラブや競技関連の大会でのごみ分別、地域との連携など、身近な人々から活動の輪を広げていきたいです。」

元スノーボードハーフパイプ日本代表 橋本通代氏■プロフィール
ソルトレイク五輪スノーボードハーフパイプ日本代表(ファイナリスト)
“スノーボードを通じてキラキラと輝く子どもを育てたい”という信念のもと、2003年より、キッズスノーボーダー育成に取り組み、ソチ五輪、平昌五輪、北京五輪では延べ8名の卒業生が活躍。2018年から軽井沢を拠点に森を通じた環境活動をはじめ、2020年POW JAPANアンバサダーに就任。スノーボード、e-bikeを通じた環境活動、自然を生かしたウェルネス事業の実現に取り組んでいる。特定非営利活動法人CHILL理事、四万十市観光大使、磐梯町観光大使。軽井沢環境ネットワーク代表。





橋本氏は現役引退後、高知県四万十市の友人によって環境共生型林業に出逢い、スノーアスリートのセカンドキャリア構築、スキー場夏季活用、環境活動の3つの実現に向けて、4年間林業普及にチャレンジ。 2020年にはPOWJAPANのアンバサダーに就任し、現在は軽井沢町小中学校での環境教育プログラムの実施や軽井沢町での気候マーチ“March for the day”を開催するなど積極的に活動されています。今後は「軽井沢町環境基本計画」の実践に向け、サスティナビリティセンターの設立や、サスティナブルツーリズム実践に向けた活動を予定しています。

【橋本通代氏 コメント】
「2008年の出産を機に自然との繋がりを意識し、2018年に環境共生型林業に出会ってから環境問題への関心が強くなりました。これまで軽井沢町で環境教育プログラムを開催するなど、地域に根差した活動を行ってきましたが、昨年HEROs AWARDに参加し、アスリートのみなさんの取り組みに圧倒され、ぜひこのプロジェクトに参画したいと思いました。スノーボードを通じた環境啓発活動にも更に力を入れ、スポーツを通して持続可能な未来を実現したいです。」


■「HEROs PLEDGE」プロジェクトとは



「HEROs PLEDGE」は、海洋汚染や異常気象など、地球規模で広がっている環境問題の原因のひとつである使い捨てプラスチックごみをスポーツの興行において削減していくために、プロジェクトの参加者を募り、みんなでアクションしながら削減に取り組むスポーツ界横断のプロジェクトです。2027年度末に主要スポーツの興行において使い捨てプラスチックごみの半減を当面の目標とし、アスリートが起点となり、パートナーアスリートとともに使い捨てプラごみ削減の先進事例づくりに取り組む他、HEROs PLEDGE特設サイト上で提供されるプレッジ(宣言)機能を活用したファンなどの一般生活者への発信、さらにはパートナーのスポーツ関連団体と連携した使い捨てプラごみ問題啓発のためのファン参加型の取り組みなどを実施していきます。本プロジェクトを通して、アスリートやチームから正しい知識とアクションを発信し、海洋ごみ問題や気候変動などの社会課題の解決に繋げ、様々な方がスポーツを安心して実施できるような環境づくりを行っていくとともに、ファン一人ひとりが環境問題に対してアクションを起こすきっかけを作ってまいります。
・「HEROs PLEDGE」プロジェクトサイト:https://www.heros-pledge.jp/
・「HEROs PLEDGE」公式Instagram:https://www.instagram.com/herospledge/

■「HEROs PLEDGE」参画アスリート・団体(2025年5月13日時点)
パートナーアスリート40名/パートナー団体27団体
詳細はこちら:https://www.heros-pledge.jp/partner/

■HEROs Sportsmanship for the future
“HEROs Sportsmanship for the future”は、社会課題解決の輪を広げるためのプラットフォームです。アスリート達の社会貢献活動を推進することで、スポーツでつながる多くの人の関心や行動を生み出す。共感と行動の輪を広げ、社会課題解決に取り組む人を増やし、社会貢献活動を行うことが世の中の当たり前になっていくことを目指すプロジェクトです。
https://sportsmanship-heros.jp/








■日本財団とは
痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、
人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/





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