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日本のビジネスマンは「数字」に弱すぎる。外食産業で大儲けした男の指摘

あらゆるチャンスに数字をもちだして、これを活用せよ

■1センチの開きが人に差をつける

「1センチというのは、あなたの体のどの部分ですか」

 そうきかれて、自信をもって、この部分です、と答えられる日本人は、まず、いないのではないだろうか。

 私は、答えられる。私の体の1センチの部分というと、小指の爪の幅である。親指の爪の幅は、1・5センチ。人差し指から小指までの指のつけ根の手のひらの幅が7センチ。

 だから「何々は14センチです」と説明されると、ははあ、この手のひらの倍だな、と具体的に大きさがすぐわかる。

 おそらく、男性諸君は自分のオチンチンの長さも正確に答えられないのではないだろうか。

 自分の体を物差しにして、1センチならどの部分、7センチはこの部分、とおぼえておけば、いちいち物差しをもち歩く必要はない。
 日本人の話が正確さを欠くのは、自分の体を物差しにしようとしないからである。日常生活で、10センチか20センチかを論じることは意外に多い。そういったときに、体を物差しにしておぼえておけば、正確にものをいうことができるのだ。

 15センチの空間におさまる物を買いたいとき、あるいは魚屋の店先で何センチの魚かを瞬時に見分けるとき、体の物差しは大いに役立つものなのだ。

 自分の歩幅は75センチだから、何歩分で何メートル、という計算ができる人は案外いる。しかし、1センチとか、10センチとかいうと、お手あげなのが実情である。自分の体を物差しとして活用することは、日常生活に数字をもちこむ基本である。

 小指の爪の幅をはかって何ミリあるか記憶しておく。そうすることが、人より一歩前進することである。1センチが自分の体でわかる人とわからない人の間には、1センチ以上の開きがあるといっていい。人より一歩前進する、というのは、こうしたほんのわずかな開きからはじまるのだ。

 また人に先んずるには、人よりもそういった知識をはやくもつべきなのである。1センチももちろん大切だが、同時に、大局を見ることが大切であることは論をまたない。

 明日なにが起きるかは、だれにもわからないことである。ただ、過去から推しはかっていけば、大勢はどっちへ向かって推移しているかはつかむことができる。

 株価の動きを見て経済がどっちへいっているかは、気分でははかれない。数字をにらんでいれば、そういったこともわかってくるものである。

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藤田 田

ふじた でん

「日本マクドナルド」創業

1926年大阪生まれ。旧制北野中学、松江高校を経て、1951年東大法学部を卒業。在学中GHQの通訳を務めたことがきっかけで「藤田商店」を設立、学生起業家として輸入業を手がける。1971年、米国マクドナルド社と50:50の出資比率で「日本マクドナルド(株)」を設立。同年7月、銀座三越1階に第1号店をオープン。そこからハンバーガー旋風を巻き起こし日本人の食生活を変えていく。「価格破壊」など革新的な手法を次々と展開した。のちに「日本トイザらス」も設立。2004年没。孫正義氏、柳井正氏ら、日本を代表する企業を率いる経営者たちに影響を与えたとされる。『ユダヤの商法』『勝てば官軍』『Den Fujitaの商法』など数々のベストセラーを残した。長く品切れが続いていたが2019年4月に完全復刊する。


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