【外資系企業で働く日本人がぶちあたった「鎖国的なロジック」】 | BEST T!MESコラム

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外資系企業で働く日本人がぶちあたった「鎖国的なロジック」

ここだヘンだよ、日本のサラリーマン②:外資系勤務の日本人サラリーマンの場合

 

■いまだにファックスって…

 生粋の日本人ながら、仕事においては西洋的な考え方に影響を受けている田中さん。ヘンだと思う具体例の話しは、更に続く。

「クレジットカード関連の仕事に関わっていた時の話しですが、日本ではクレジットカード会社と銀行などの金融機関が顧客のカード番号などの情報を共有する時に、ファックスを使うという、今でも業界では常識となっているプロセスがあります。インターネットを介しての情報の発信はセキュリティ対策が大変だからという理由だそうですが、今どき業界全体で必須となっている業務プロセスに、ファックスが使われているという事実を、本社のプロジェクトメンバーに理解させるのは骨が折れました」

 日本人でありながらも、日本のサラリーマン社会に批判的な視点を持つ下田さん。これまでに何度か転職を経験しているというが、勤務先は全て外資系。この先、また転職する機会があったとしても、よほどのことが無い限り日本企業への転職はないだろう。

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竹鼻 智

たけはな さとし

1975年東京都生まれ。明治大学経営学部卒、Nyenrode Business Universiteit(オランダ)経営学修士。2006年より英国ロンドンに在住。ITコンサルタントとジャーナリストのフリーランス二足の草鞋を履きながら活動し、「ラグビーマガジン」(ベースボールマガジン社)、「Number」(文藝春秋)、「週刊エコノミスト」(毎日新聞社)へのコラム執筆など、現地からの情報を日本へ向けて発信。BEST T!MESでは、イングランド代表HC、エディー・ジョーンズ氏の連載「プレッシャーの力」の構成を担当。


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