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トレエン斎藤とヒロシ。「営業マン」時代になめた苦渋

一発屋芸人ふたりの意外な共通点。

■会社に行けない…頭痛に悩まされたヒロシ

 続いてヒロシ。こちらもひょんなことから、芸人になる前に保険会社の営業マンを経験。しかし、人見知りな彼に、営業が務まるはずがなかった。さらに会社の周りの人間は、有名大学卒のエリートばかり。「僕とは住む世界が違う感じで、話も合わない。会社に行っても誰もしゃべる相手がいませんでした」と、居心地の悪さを感じていた。

 そして…

「結果入社して1ヶ月もたたないうちに、毎朝頭痛がするように。ガンガン、ガンガン…偏頭痛みたいな症状です。結局会社には、1回目の給料が振り込まれたのを最後にして行きませんでした。無断欠勤です」〈ヒロシ「毎朝頭痛が…」辛かった営業マン時代より〉

 ついに、出社拒否の症状に。上司に「せめて少し契約をとってから辞めてくれ」と詰められ、結局身内を保険に加入させることで、やっと辞めることができたという。この辛い経験はいきたのか。斎藤さんとは違い、「『この時の苦しい経験が今に生きている』なんて、いい話は出てこないんですよね。なんたって、当時の僕は全く売る気がない営業マンでしたから」と振り返っていた。

 芸人として、いくらスベってもめげない強いメンタルを見せつけるふたりだが、社会人時代は音を上げた。「営業マン」とは芸人よりはるかに過酷な職業なのかもしれない。

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