【「山の日」の今日。富士山に登る“富士山さん”と“登山さん”がいるかも?】 | BEST T!MESコラム

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

「山の日」の今日。富士山に登る“富士山さん”と“登山さん”がいるかも?

珍名さん万歳⑰

日本全国に数多ある名字に高校生の時から興味を持ち、研究を始めた高信幸男さん。自身が全国を行脚し出会ってきた珍名とそれにまつわるエピソードを紹介する。

■山にちなんだ名字は?

 8月11日は、「山の日」である。平成26年に制定され、平成28年に祝日法により祝日となった最も新しい祝日である。「山の日」の趣旨は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」とある。今年も、全国各地で多くの人達が夏登山を楽しんでいることだろう。

 

 

 ところで、名字の中には山に関するものも多い。山(やま)をはじめ、麓(ふもと)・尾根(おね)・頂(いただき)・峠(とうげ)・峰(みね)・峯(みね)・嶺(みね)等の名字がある。また、山を起点に、山下(やました)や山脇(やまわき)・山添(やまぞい)・山道(やまみち)等もある。さらに、山そのものの名前を名字にした大雪(おおゆき)・函館(はこだて)・岩木(いわき)・鳥海(ちょうかい)・筑波(つくば)・赤城(あかぎ)・榛名(はるな)・白根(しらね)・天城(あまぎ)・御嶽(みたけ)・比叡(ひえい)・大峰(おおみね)・石鎚(いしづち)・霧島(きりしま)・九重(ここのえ)等、全国を代表する名だたる山の名字がある。中には、岩手山(いわてやま)・月山(つきやま)・富士山(ふじやま)・高尾山(たかおやま)・伊吹山(いぶきやま)・三輪山(みわやま)・吉野山(よしのやま)・高野山(たかのやま)・阿蘇山(あそやま)等の名字も存在している。

 近年は登山ブームであり、これらの人達が実際に自分の名前と同名の山を登るとしたならどのように感じるのだろうか。他にも、登山(とやま)さんという方もいるので、富士山さんと登山さんが一緒に富士山の頂上に立つ姿を見てみたいものである。

KEYWORDS:

オススメ記事

高信 幸男

たかのぶ ゆきお

名字研究家



1956年、茨城県大子町生まれ。高校の時から名字研究を始め、全国を旅しながら名字の由来やエピソード等を取材している。主な著書に『難読希姓辞典』『名字歳時記』『珍名さん』など。日本家系図学会員、茨城民族学会員、日本作家クラブ会員。


この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

一個人別冊 日本人の名字の大疑問 (ベストムックシリーズ・52)
一個人別冊 日本人の名字の大疑問 (ベストムックシリーズ・52)
  • 2017.09.27