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ケント・ギルバートが喝。平成30年間、日本人は何をしていたのか?

明治維新150年、アメリカ人弁護士が問いかける幕末・維新の本当の価値 第4回

まもなく30年あまり続いた「平成」が終わろうとしている。最新刊『世界に誇れる明治維新の精神』(ベスト新書)で著者ケント・ギルバート氏は、幕末の15年間と平成の30年間を比較し、そこから見いだした共通点をもとに現代の日本人がすべきことをアドバイスしている。

■平成は「激動の幕末」の倍の長さがある時代だ

 

――平成と幕末には共通点があるのでしょうか?

 特にこの本を書き終えてから、そういう思いが強くなりました。しかし、黒船が浦賀に来てから260年続いた江戸幕府が倒れるまで、激動の幕末がたった15年間だったというのは改めて驚かされます。

 平成はまもなく終わります。この時代は30年続いたことになります。実に幕末の倍ですが、当時と比べればずいぶん平穏な時代を生きていることに感謝すべきなのかもしれません。

 ただ私は、ここで両者に存在するいくつかの共通点を指摘しておきたいのです。

 幕末から明治維新にかけては、大変なスクラップ・アンド・ビルドが行われました。体制が変わり、常識が変わり、インフラも文化も変わりました。江戸幕府が明治政府に変わり、街道は鉄道に、ちょんまげは七三分けになったわけです。

 それに比べれば、平成の変化は緩やかです。それでも、インターネットが普及し、放送に通信が加わり、多くの人が現在の憲法に疑問を抱くようになりました。

 幕末は黒船来航とともに始まりましたが、平成の時代にも黒船は存在しています。中国の軍事力強化です。これは、アメリカの黒船とは違い、ゆっくりと、しかし確実にその存在感を増しています。いきなりではなく、じわじわと日本に迫ってきているわけです。

 平成も激動の時代だったのに、どこか穏やかに感じられるのはそのせいかもしれません。

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ケント・ギルバート

1952年、アイダホ州に生まれる。1970年、ブリガムヤング大学に入学。翌1971年に初来日。その後、国際法律事務所に就職し、企業への法律コンサルタントとして再来日。弁護士業と並行してテレビに出演。2015年、公益財団法人アパ日本再興財団による『第8回「真の近現代史観」懸賞論文』の最優秀藤誠志賞を受賞。著書に『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』、『中華思想を妄信する中国人と韓国人の悲劇』(ともに講談社+α新書)、『リベラルの毒に侵された日米の憂鬱』(PHP新書)、『日本人だけが知らない世界から尊敬される日本人』(SB新書)、『米国人弁護士が「断罪」東京裁判という茶番』(小社刊)などがある。


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