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「かまわぬ」「あさくさ」…江戸時代の判じ絵が面白い

絵文字進化論第1回【後編】

●絵暦

 判じ物の他に、絵暦(えごよみ)という絵のみからなっている暦も江戸時代から伝わっています。絵暦は、古くは「めくら暦」と呼ばれており、文字が読めない人向きに作られていたとされています。

写真を拡大 図3 山田暦(1775年)出典:『盲暦張交帖』国会図書館所蔵 

 この暦には、十二支や農具が絵で表現されていますが、現代の絵文字に使われているキャラクターも出ています。どれなのか分かりますか? はい、左下にある鬼の絵です。

 

 少しズームアップしますとこんな感じです。この暦では「節分」を表すのに用いられていますが、現代の絵文字「鬼」にそっくりですね。250年近くのタイムギャップがなかったかのようです。

 
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シャルコ・アンナ

1988年生まれ。ロシア、シベリア地方出身。地元の大学で日本語を勉強し始めたことをきっかけに、日本の文字文化に魅了され、国費留学生として来日。2012年に早稲田大学の大学院に入学して、笹原宏之教授の元で日本語の文字・表記について研究を続けてきた。ポルトガル人と国際結婚して、1歳の息子を子育て中。現在はイギリスに在住。


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