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今さら聞けない「クロノグラフ」時計の基礎知識

【今さら聞けない腕時計の基礎知識(4)】腕時計を語るうえで欠かせない基礎知識&基礎用語を徹底解説!

一般的には馴染みの薄い専門的な用語が多く、その性能や機能も多岐にわたる深淵な腕時計の世界。そんな腕時計を語るうえで欠かせない基礎知識&基礎用語を徹底解説していくシリーズ。

第4回は「クロノグラフの基礎知識」。
市場で最もポピュラーな3大ウオッチのうちのひとつ、クロノグラフの特徴を押さえつつ、その使い方をマスターしよう。

写真を拡大 クロノグラフの基本構造

クロノグラフとは、
ストップウオッチ機能を備えた時計のこと。

 通常の時間を表示しながら、文字盤上のストップウオッチ機構により「経過時間」を計ることができる。かつては大砲の弾道計測や燃料計測など、軍用時計としての用途もあったとも言われる。現在ではデザインとしての要素が強いが、今なお根強い人気を誇るモデルだ。

 

【クロノグラフの特徴1】
ストップウオッチ機能がある

 リューズの上下に備え付けられた2つのプッシュボタンを操作することで、経過時間を計測することができる。まず「スタート/ストップ」が2時の位置にあるプッシュボタン(写真A)。ひとつでスタート、ストップ両方の機能を兼ねる。一方、4時の位置にあるプッシュボタンが「リセット」(写真B)。押すとストップウオッチの表示がすべて0に戻る。

 これを踏まえたストップウオッチの計測手順は下記の通りとなる。

 1.Aを押してスタート クロノグラフ針が始動
 2.Aを押してストップ 計測結果を表示
 3.Bを押してリセット 表示が0に戻る

 ちなみに2→3→1に至る操作をワンプッシュでできる特殊用途のフライッククロノグラフも存在する。

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