「世界で最も革新的」オックスブリッジに肉薄する英国の名門大学 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「世界で最も革新的」オックスブリッジに肉薄する英国の名門大学

世界の名門大学「インペリアル・カレッジ・ロンドン」【傾向編】

■理系大学ながら、著名作家も輩出

 同大学は21の学生寮をWye、Ascot、Ealingなどの ロンドン中心部に所有しています。ほとんどの学部1年生は大学のキャパンス内に住んでいます。しかし、キャンパス外に住んでいる学生でも大学の住居課のサポートを受けることが出来ます。さらに、留学生との国際交流に興味があるイギリス人学生を対象にした国際交流会館もあります。

 大学のモットーは、ラテン語で"Scientia imperii decus et tutamen"で、直訳すると「知識、それは帝国最上の栄光そして防衛」であり、同大学が大英帝国によって作られた科学機関であることを反映しています。

 15人ものノーベル賞受賞者や2人のフィールズ賞受賞者などを含む輝かしい卒業生を有する同大学ですが、特に有名な卒業者としてSF小説家のハーバート・ジョージ・ウェルズ、そして生物学者のトマス・ヘンリー・ハクスリーがいます。

「SFの父」と評されるウェルズは、同大学で生物学を学び、学生時代から学生誌に自身の作品を寄稿していました。彼の科学に裏づけされたSF小説は、彼の理系のバックグランドの賜物であると言われています。

 科学分野の業績で知られている同校ですが、そのほかの分野で成功を収めた卒業生もおり、その一人が天体物理学の学生であったロックバンドQueenのギタリスト、ブライアン・メイです。さらに、製薬会社ファイザーのCEOであるイアン・リード、第9代インド首相ラジーヴ・ガンディー、第8代ニュージーランド首相ジュリス・ボーゲル卿なども同大学の卒業生です。

 同大学は特定の分野において他の大学を大きく引き離しています。例えば、多様性はオックスフォードやケンブリッジのそれよりも高く、特に多くの留学生、外国人教員を有しています。また、社会経済的多様性も推進しており、The Imperial Outreach Projectを通し、恵まれない青少年の科学・技術・工学・数学における関心を育む支援をしています。

 さらに、その他の地方に位置する名門大学とは対照的に、同大学はロンドンの一等地にキャンパスを有しており、学生は在学中決して退屈な学生生活を送ることはないでしょう。世界有数の大都市で、活動的な大学生活を送りたいと考えている学生にとっては同大学の立地は非常に魅力的です。



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山内 勇樹

やまうち ゆうき

株式会社Sapiens Sapiens代表取締役。留学コンサルタント。1980年長崎生まれ、広島育ち。高校時代は体育高校で偏差値39だったが、高校卒業後アメリカ・カリフォルニア州に渡米。公立短大であるLong Beach City Collegeへ入学後、編入でUCLAに入学、卒業。脳神経科(Neuroscience Major)専攻。2006年より、日本にて、留学サポート・英語指導に関するサービスを提供。英語力はTOEIC990点満点、TOEIC SW400点満点。Sapiens SapiensHP:http://sapiens-sapiens.com/



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