【上原浩治に聞く Q.6 “一流たち”に負けない戦い方とは?】 | BEST TiMESコラム

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上原浩治に聞く Q.6 “一流たち”に負けない戦い方とは?

エリートではなかった上原投手は、どうやって戦い、勝ち残っていったのか?

評価されるのは結果? 人間性?

とはいえ……まあでもどうしても周りの目というのは気になりますよね(笑)。

そういう意味では、例えばビジネスマンの方とかは僕らよりも大変だと思う。

僕らのような野球選手の場合は、結果が数字できちんと現れますからね。その点では、周りも評価しやすいといえば、しやすいでしょう? でもビジネスマンの方の仕事って僕らほどはっきりとした、数字として現れるものがないと思うんです。

そうなると、最終的には人間性の評価がすべてみたいになってしまうじゃないですか。実際の仕事の評価より人間性の評価にウエイトが置かれてしまうと言えばいいのかな。

もちろん、決してそれが良くないことだというつもりはないけど、もしかしたらただゴマをすっているだけの人のほうが評価されてしまう場合もあるわけですよね。

僕らは、結果や実力をしっかりと評価してくれる、そういうふうな世界にいるから、多少は周りの目を意識しないですむのかもしれない。比較すれば恵まれているのかなと。自分が数字を出せばいい、そのために自分のやるべきことをやろう、と思えますからね。

そう考えると、結局僕が自分のやるべきことをやればいい、と思えるには結果が必要で、そのために大事にしていることといえば毎日の準備、と考えられますね。マウンドに上がるまでにいかにいい準備をするか、これは僕にとってとても大事なことで、完全にルーティン化されています。そうした準備がしっかりできるようになれば、自分をしっかり持つことができ、やるべきことをやればいい、と思えるようになると思いますね。

――なるほど。ちなみに周囲の目や人間関係などで悩まれたことはあったのでしょうか。

僕の場合は人間関係というよりアメリカに行ってからの言葉の壁が一番きつかったですね。伝えられないし、理解できないというのはしんどかったです。でも、日本にいるときはそんなに選手同士の人間関係でどうこうっていうのはなかった……まあ、マスコミに対して人間不信にはなっていたかな(笑)。


明日の第七回の質問は「Q7・なぜ自ら情報発信をし続けるのでしょうか?」です!


 

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上原 浩治

うえはら こうじ

1975年4月3日生まれ。東海大仰星高校時代は、外野手兼控え投手。1年の浪人後、大阪体育大学に入学し、当時敵なしといわれたキューバ打線を封じ込めるなど投手として注目を集める。1998年にドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。1年目から20勝4敗の好成績を残し、新人王と沢村賞をはじめ最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率などタイトルを総なめにする。以降、怪我などもありながらジャイアンツのエースとして活躍。2009年に海外FA権を行使しボルチモア・オリオールズに入団。さまざまなポジションを渡り歩きながら着実に実績を重ね、2013年にはテキサス・レンジャーズからボストン・レッドソックスに移籍。シーズン途中からクローザーとなり、リーグチャンピオンシリーズMVPを獲得するなどワールドシリーズチャンピオンに貢献した。現在もボストン・レッドソックスに欠かせない投手として活躍する。



オフィシャルウェブサイト:http://koji-uehara.net/



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