18-22歳のリアル。「最近の若いやつは服を買わない」は本当か？
SJ4月前半特集【18-22歳のリアルファッション白書（１）】
■古着があるから、お金をかけるほどではない
まずは大学で経営学を学んでいるという20歳の宗弥。１ヶ月に趣味に使えるお金は３万円で、そのうちファッションにかけるお金は１万円。これはSTREET JACKが全国の18-22歳に調査したアンケートの平均額とほぼ、同じ額だ。
写真を拡大 宗弥（20歳）「服＜遊び」
「ファッション以外では、飲みや遊びにお金を使います。（「最近の若いやつは服を買わない」と言われることに対して）うーん、お金をかけるほどではないというか、古着とかいっちゃうので」
そんな彼は、トップスが古着とユニクロの組み合わせ、パンツがBEAMSという服装。よく服を買うのは下北沢の古着屋だという。
「古着なら、今は探せばブランド物もあるし、探す楽しさもあるし、シンプルに安い！ お金をかけなくても充分楽しめるんですよね」
■僕はお金をかけます。人と同じが嫌だから。
同じく大学生で20歳の真弥も、古着派だ。彼は１ヶ月で多いときに10万円は使うという、業界の常識では「異例」なケースだが…？
写真を拡大 真弥（20歳）「買ってるよ」
「買ってます。僕はいっとき、古着にハマってブランド物を買ってました。今でも古着で高いものを買ってます。お金をかけるのは、服が好きだから。人と同じが嫌なんです」
そう語り、1940年代物の古着を身に纏う。今回18-22歳対象の調査で分かったことだが、「'90年代にはそんな若者もいたけどね」とオジさんたちが嘆息しそうな彼のようなケース、原宿界隈ではまた見かけるようになってきている。
