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善く行くものは轍迹なし

定本「老子道徳経」の読み方 早島天來編より 人生を最高に生きる老子の言葉 第三十一回

第二部 第二十七章

善行無轍迹

★誇示しない生き方

 寒い冬を越えて、桃の花の咲く春が来ると、気持ちもほころんでなんとなく楽しくなります。春の陽気の中で老子に学ぶ無為自然の生き方、今月は老子二十七章の「善く行くものは轍迹なし」です。善行をしても、それを誇示したりせず、迹を残さない事こそ無為自然の生き方ですよ、というのです。ところが私達は、往々にして自分の行動を誇りたくなります。たとえば何か人のためにしたり、業績をあげたりすると、それを自分の功績として人に知らせ誇りたいと思うのです。ですが老子はその自己顕示欲こそが我執であり、そんな気持ちで行った行為はすでに自分のための行動であり、善行ではないと教えています。そして本来の天地自然に沿った行動とは、何事も自然のままの行動なので、誰がやったかわからないし、恩をきせるような事もしないというのです。 

 

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早島 妙聴

はやしま みょうちょう

東京都生まれ。道家〈道〉学院学長。一般財団法人日本タオイズム協会理事長。お年寄りから子供まで、わかりやすいタオイズムを伝え、健康で幸せな人生に生かすタオイズムの神髄を伝えている。著書に『あなたを変える30の言葉』(日本道観出版局)、『人生を豊かに生きる30の言葉』『前向きに生きる!30の言葉』(道家道学院出版局)などがある。



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