【2040年のモノ】2020年に始まる5G。携帯電話は実体をなくすだろう |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【2040年のモノ】2020年に始まる5G。携帯電話は実体をなくすだろう

2040年の「ケータイ」を想像してみる〈後編〉

■答えあわせが必要になる。結果がわかるのがちょうど2040年か

 2040年には眼鏡やヘッドフォンなどのモジュールで、映像を見ながら話せるようになるという携帯電話。また以前BEST T!MES編集部が行ったアンケートで回答があった「埋め込み型」も5Gが実装されれば可能になるだろう。“携帯”という認識がなくなるということは、もっと自由な意識で世界と繋がっているのかもしれない。

「機械だけの進化なら5年から10年でわかりますが、世の中の進化は機械を受け入れた上で、そのための法定整備やビジネスなどの仕組みを全部取り入れてから変わるわけです。もしかしたらトラブルもあるかもしれない。5Gも2020年に出たらすぐに世界が変わるというのではなく、結果がわかるまで10年から20年はかかるんですね。その頃には我々の生活全体の中で“通信”への考え方がガラリと変わってしまっていると思います。これこそが一番大きなインパクトになるでしょうね」

 すべての電化製品がネットワーク化されると、我々の生活全体の中で“通信”というものの考え方自体が変化する。携帯電話を「携帯」する必要もなくなっていき、モノとしての実体はなくなっていくのかもしれない。いずれにせよ、2040年には携帯電話の進化も進み、社会全体の対応も追いついて「答え合わせ」ができているはずだ。

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