「お金がないのが不幸なのか?」女優・高橋メアリージュンが過去の経験から伝えた言葉が泣ける。 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「お金がないのが不幸なのか?」女優・高橋メアリージュンが過去の経験から伝えた言葉が泣ける。

女優・高橋メアリージュンが初の著書で綴った幸福論

■他人から見た不幸が自分の不幸ではない

 父も必死だった。いつでも人のために時間を使う人でした。子どもたちをなんとか無事に育てようという使命感でいっぱいだった。父も70歳になり、弱音も吐きたくなるだろうし、そういう気持ちになるのは理解できるのです。

 だからわたしは、自分のことよりも先に亡くなってしまうであろう両親にできる限りのことがしたい。これは美談でもなんでもなく、それがわたしにとって一番の救いになるからです。家族の幸せこそがわたしの幸せなのです。

 子どもが親を選べないように、親も子どもを選べません。 

 わたしは高橋家に生まれ育ってきたことをとてもありがたく、誇りに思います。借金のことだけを捉えて「高橋家は不幸だ」と思われたくない。むしろ、そのことで手にしたことがたくさんある、と伝えたいと思います。

 家族で苦難を乗り越えてきているからこそ、結束が強まったのは紛れもない事実です。高橋家6人、それを日々感じながら過ごしています。離れた場所にいようとも、その存在が、いまを、未来を信じて生きる原動力になっている。

 他人から見た「不幸」を不幸だと思うことが一番不幸だと思うのです。
(著書『Difficult?Yes. Impossible?…No. わたしの不幸がひとつ欠けたとして』より再構成)

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高橋 メアリージュン

女優


 



1987年11月8日生まれ。滋賀県出身。「横浜・湘南オーディション」でグランプリを獲得し、芸能界デビュー。2006年3月からファッション誌「CanCam」の専属モデルを務める。2012年、NHK連続テレビ小説「純と愛」で女優デビュー。以降、映画、ドラマ、舞台などで活躍の幅を広げる。主な出演作品に映画「闇金ウシジマくん」、「るろうに剣心」などがある。2018年1月に初の著書『Difficult?Yes. Impossible? ...No. わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』を刊行。話題を呼んだ。


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