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北ミサイル。政府は“意図的に”脅威を煽っている

古賀茂明×望月衣塑子が「独裁者」を斬る!②

■安倍首相は「自分が主導している」と思い込んでいる

望月 今度、北朝鮮がミサイルを発射して日本上空を飛んだとき、日本は撃ち落とすポーズをとる可能性がありますね。領土、領海、領空にはいったわけではなくとも。こうやって戦争が本当につくられていくのかもしれません。

 安倍さんは、自分が踊らされている役回りだと気付かないのでしょうか。

古賀 安倍さんのなかでは、踊らされているのではなく、むしろ自分が主導している!と思っていますよ、きっと。

望月 安倍さんと親しかった関係者から、「九条万歳とか言って、どこか日本人は平和ボケしている」という趣旨の話をよく総理がしていたと聞きました。

古賀 そういう意識だから、戦争が起こること自体に拒否感がなさそうですよね。

望月 自分には絶対危険がおよびませんからね。防衛省からは、官邸と公邸だけはミサイル防御は完璧だと聞きますし。

古賀 たぶん、ミサイルが飛んできたら、安倍政権はこういうでしょうね。「ほらね、われわれが言った通りだ」と。自分で呼び込んでおきながら。

『国難を呼ぶ男! 安倍晋三 THE 独裁者』より構成)

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古賀 茂明(こが しげあき)

1980年東京大学法学部を卒業、通商産業省(現・経済産業省)に入省し、大臣官房会計課法令審査委員、経済産業政策局課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。2011年3月の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故を受け、日本で初めて東京電力の破綻処理策を提起。その後、経産省から退職を勧告され辞職。著書に『日本中枢の狂謀』(講談社)『国家の共謀』(角川新書)他多数。



望月 衣塑子(もちづき いそこ)

慶應義塾大学法学部卒業、東京新聞に入社。2004年日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑をスクープし、自民党と医療業界の利権構造の闇を暴く。2009年足利事件の再審開始決定をスクープ。東京地裁・高裁担当、経済部記者などを経て、現在は社会部遊軍記者。防衛省の武器輸出政策、軍学共同などを取材。森友・ 加計疑惑で菅官房長官に斬り込み、これを契機に追及が加速し話題を集める。二児の母。趣味は子どもと遊ぶこと。著書に『武器輸出と日本企業』『新聞記者』(角川新書)など。


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