――織田さんの場合は、ずっとやり続けてきたことが好きになり、最終的に仕事にすることができたということですね。

 はい。ただ、途中でダメになってしまう可能性も十分ありました。そう考えると、無理にひとつのことを続けさせることを、親は躊躇してしまうこともあると思います。

 でも、ひとつのことをコツコツとやり続けることは、たとえその道が閉ざされたとしても、必ず人生の何かに役立つと思います。いい結果が出なくとも、いい自分には必ず巡り会えるという気がしていて。今プロとしてショーに出させていただいたり、テレビなどに出させていただけているのも、はじめは嫌だったフィギュアスケートをやり続けてきたおかげですから。

――なるほど、成果の現れ方はひと通りではないということですね。

 だから、子どもの頃に嫌でも続けさせた母の気持ちが、今すごくわかるんです。すべてにおいて、何が何でも無理矢理させることが良いというわけではありませんが、何かひとつはやりたくないことでも我慢して続けるということをさせた方がいいんじゃないかなと。そうすると、思ってもみなかった素晴らしい道がいつしか開けるんだよということを、今の子どもたちにも教えてあげたいですね。

〈明日の質問は…… Q4. 「子育てで大変だと思うことは何ですか?」です。〉