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泣きたくなったら我慢せず泣くべき理由

翌日の朝またハイパフォーマンスになる 自律神経はどこまでコントロールできるか?②

 小さな子供の様子を思い浮かべると、分かりやすいと思います。外出をしたり来客があると子供の脳は、普段と違うことに興奮します。その興奮が冷めやらないまま夜を迎えると、今度はいきなり泣き叫んだり、わざわざ親が嫌がることをして注意されると大泣きすることがあります。

 そんなとき親の立場では、「勘弁してくれよ」とげんなりしてしまいますが、案外子どもは大泣きした後はケロッとしてすんなり眠ります。これは子どもの脳がこれから眠れるように、自律神経の仕組みによって急激に鎮められたからです。

 これと同じことが、私たち成人でも起こっているのです。成人だと複雑な事情があるように考えてしまいますが、意外と単純に自律神経が働いているだけなのです。怒って興奮して文句を言っていたら涙が出てきたり、楽しくて気分が盛り上がっていたらトイレに行きたくなったり。

 これらは、脳がもとに戻ろうとしている現象なので、変に理由を勘ぐって我慢せずに、自律神経にちゃんとやらせてあげることが大切です。

 夜に泣けてきたら無理せず泣けば、睡眠中に交感神経が鎮まって、翌日の朝はまた気分が上がってきて集中できます。

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  • 菅原 洋平
  • 2017.12.19