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泣きたくなったら我慢せず泣くべき理由

翌日の朝またハイパフォーマンスになる 自律神経はどこまでコントロールできるか?②

普通に生活しているだけで、自分の能力を最大限に高められる。私たち人間には、そんな仕組みがもともと備わっています。それが自律神経です。しかし、現代人は一方で自律神経の不調にも悩まされています。『自律神経はどこまでコントロールできるか?』の著者、作業療法士の菅原洋平先生に気をつけるべきポイントを訊きました。  

心の調子も自律神経の仕事

 自律神経が担うのは、何も私たちの生命を維持することだけではありません。健康や体調管理に関心が高い人は、すごくハイテンションになっているときに、「アドレナリンが出まくっている」「交感神経がガンガンに働いている」という言い方をすることもよくあります。

 私たちの気分もまた、自律神経が担っているのです。

 仕事がなかなか進まないときや休み明けでぼんやりしているときに、「テンションを上げていこう!」と自分に発破をかけることがあると思いますが、気分は上がるのが良いことで下がるのは悪いこと、というものではありません。
無理に上げれば上げた分だけ下がって中央値に戻るのが自律神経の仕組みです。

 私たちの気分も自律神経がつくっているものだという点から見れば、現実にある活動ならば捉えどころがない気分の作用もその実態をつかみ、修正することができます。

 それでは、まず私たちが日常的に経験する自律神経のサインとその対処方法を知っておきましょう。

 
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自律神経はどこまでコントロールできるか?
自律神経はどこまでコントロールできるか?
  • 菅原 洋平
  • 2017.12.19