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経団連も推奨する出会い系アプリ!「パパ活」に棲息する男女の生態を大暴露【藤四郎】

■パパ活女子1人目◉ジェシカ 19歳 ファッション専門学生

 日本人以外のチャンネーとも遊んでみたい。そう考えていたらいいキャラがいた。アジア某国とのハーフのジェシカだ。顔立ちがハッキリしていて、グラマーな巨乳、そして透き通るような白い肌。全体的に白石某に似ている。それもいいが、僕にとって面白いのは「日本人の感性を殆ど持っていてない」ことだ。たいへん興味を持って吉祥寺駅に向かった。

  時は、緊急事態後。街には人の流れが戻って活気がある。僕もマスクはしつつも高鳴る鼓動を感じていた。初対面の高揚感を味わうためにこの修行をやっている気がする。ピンクのレザーコート、黒のスキニーパンツで現れたジェシカは、パッと見で業界人風だった。ファッション系の学生にしてはシュッとしている。芥川賞芸人行きつけの喫茶店にでも行くとする。

  吉祥寺は賑やかだ。日当りのいい街を平日にぼんやり若いチャンネーとブラブラ歩いていると、会社員から解き放たれたような、心地よい気分になる。僕のようなフリーランサーでは常日頃なのだが、会社員諸兄も有給など取得して平日の無意味なデートをやってみるといい。ムカつく上司、使えないガキ、同期のデキるあいつ、全てに「勝った!やーい、やい」そんな気分になれるのでおススメする。

  話をジェシカに戻す。父なしで年の離れた弟が2人。悲しい家庭であるようだ。母はお水で働いており、大学に行けなかったことを嘆いていた。だが、その話をする彼女は天真爛漫で天性の頭の良さを感じた。巨乳に関心がない自分にとっては、その日本人女性離れして久しい、無邪気な笑顔と素直さに惹かれた。そしてざっくばらんでひとつも私生活を隠さずに話していた。

「このサイトでおじさんに会ってみたけど、無言でご飯を食べる人がいたんだ」

 おしゃべり好きな彼女をホステスにしたかったのか。だったら僕とお話ししていよう、そう伝えると嬉しそうに握手を求めてきた。刹那的な都会の生活を送る僕にとって、ある種これからの移民社会化にしばしば見られるはずの社会の歪みを感じた、その一方でジェシカの天性の明るさには胸打つものがあった。そして、井の頭公園へ歩いた。この間、「オトナ」の交渉などなく、貧乏で旅行に行ったことがないので連れて行って欲しいなどと話していた。

 「今月、子宮の病気で入院しなきゃいけなくて。その前に会えてよかった」

  ジェシカの病気はメッセで聞いていた。おそらく本当のことだろう。疑うことは男の道義に反する。体を慮りながら、彼女とは再会を誓った。だが、彼女とは数回その後は連絡をとったものの、入院を機にLINEがくることはなかった。どういう心境の変化か、体調の悪化かは判然としない。たかがデート代持たせて遊ぶ程度の女だったのかも定かでない。ただ、僕は今でも彼女が笑顔でいることを願っている。

 

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藤四郎

とうしろう

年齢35歳。文学部卒。テレビ業界。出会い系やSNSを使った女性研究をライフワークにする。

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