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焼香のやり方は会場によって違う! 今さら聞けない葬式のルール

通夜・葬儀式の作法②

 

◆スタイル別・焼香のやり方

立式焼香
①焼香台に進んで合掌し、親指と人差し指、中指で抹香をつまんで、お辞儀するように、目の高さまで持ち上げる。
②香炉の火の周りに、静かに撒くように抹香を落とす。回数は喪主に合わせる。
③再び合掌して故人の冥福を祈り、一歩下がって遺影に一礼。僧侶と遺族にも一礼して、席に戻る。

座礼焼香
①左手で数珠を持ち、中腰で前に進み、遺族と僧侶の前で正座して一礼する。
②祭壇の正面に座り、遺影に一礼する。膝をついたまま移動して座布団に座り、合掌する。
③立礼焼香と同様に焼香し、合掌後、膝をついたまま座布団から下りて、遺影に一礼。僧侶と遺族にも一礼して、席に戻る。

回し焼香
①香炉が回ってきたら、次席の人に「お先に」という意味を込めて目礼。自分の正面に香炉を置く。
②遺影に一礼し、合掌をしてから、立礼焼香と同じように抹香をつまんで、香炉に落とす。
③数珠を両手に掛け、再び祭壇に向かって合掌を行う。それから次の人へ、香炉を両手で渡す。

雑誌『一個人』2018年1月号より構成〉

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岩下 宣子

現代礼法研究所主宰

マナーデザイナー。NPO法人マナー教育サポート協会理事長。共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏に学び、1985年に現代礼法研究所を設立。多くの企業や団体でマナー指導を行っている。著書に『マナーのすべてがわかる便利手帳』(ナツメ社)など。


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