《美食バカ一代》ウンチク=フランスを代表するガイドブックの責任者がアメリカ人である理由【ミシュラン完全制覇への道】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

《美食バカ一代》ウンチク=フランスを代表するガイドブックの責任者がアメリカ人である理由【ミシュラン完全制覇への道】

タイヤ屋のガイドブックに取りつかれた漢(おとこ)魂の十一皿目

■世界で『ミシュランガイド』はどのくらい出ているのか

 第6代総責任者、ジャン・リュック・ナレ氏の拡大政策によって、『ミシュランガイド』は世界中に広がったと書いたが、実際には、いま、どこの地域で出されているのだろうか。いい機会だから、きちんと書いておこう。

 まず、『国別版』から紹介しておく。

 原点は、もちろん、『フランス版』。それから『イタリア版』『スペイン&ポルトガル版(以前は『ポルトガル版』が独立してあったが、いまは合体)』、『スイス版』『イギリス&アイルランド版』『ドイツ版』『オランダ版(以前は『ベネルクス版』だったが、『オランダ版』が独立)『ベルギー&ルクセンブルグ版』『北欧版(ノルウエー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、今年からアイスランド。ただし、主要都市のみ)

 それから、『メイン・シティズ・オブ・ヨーロッパ版』、あとは都市版で、『パリ版』『ロンドン版』『ニューヨーク版』『シカゴ版』『サンフランシスコ版』と2017年から加わった『ワシントンDC版』

 かつては、アメリカの都市版で『ラスベガス版』『ロサンゼルス版』があったが、売り上げ不振だったようで、2回で終わってしまった。

 日本版は、あとでまとめるとして、アジアに目を転じると、出版された順でいけば、『香港&マカオ版』、16年から『シンガポール版』、17年から『上海版』『ソウル版』18年から『バンコク版』が出版予定。

 南米では、15年から『リオデジャネイロ&サンパウロ版』が出ている。ブラジルに三ツ星はなく、二ツ星が1軒、サンパウロにあるだけである。

(次回へ続く)

KEYWORDS:

星の意味するところとは、以下の通り(ミシュランガイドのホームページより引用)

三つ星・・・そのために旅行する価値のある卓越した料理
二つ星・・・遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理
一つ星・・・そのカテゴリーで特においしい料理
ビブグルマン・・・コストパフォーマンスの高い飲食店・レストラン。丁寧に作られた良質な料理が手頃な価格で食べられる
お勧めのお店・・・星、ビブグルマンはつかないけれども調査員お勧めの飲食店・レストラン

オススメ記事

藤山 純二郎

ふじやま じゅんじろう

東京出身。幼稚舎、普通部、高校、大学と慶應義塾で学ぶ。
祖父は日本商工会議所会頭や初代日本航空会長も務め、岸信介内閣の外相で大活躍した藤山愛一郎。純二郎は普通のサラリーマン。
料理評論家の山本益博の薫陶を受け、
89年から『ミシュランガイド』(ミシュラン社)を片手に現在まで28年間、
世界の三ツ星レストランを食べ歩き、全119店中、114店を制覇(2018年9月現在)。現在も、会社に長期休暇をとっては、三ツ星の美食を「胃袋に」収める。
執筆は、91年『東京ポケット・グルメ〈1992-93年版〉』(文藝春秋)、
95年から『東京食べる地図』(昭文社)、『ダイブル−−−−山本益博の東京横浜近郊たべあるき』(昭文社)を95年版から01年版まで記者として参加。

この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

世界のミシュラン三ツ星レストランをほぼほぼ食べ尽くした男の過剰なグルメ紀行
世界のミシュラン三ツ星レストランをほぼほぼ食べ尽くした男の過剰なグルメ紀行
  • 藤山純二郎
  • 2017.09.27