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なぜ、「国語能力」のある男性と結婚した方がよいのか(藤森かよこ【馬鹿ブス貧乏】⑳)

セックスについて [苦闘青春期(37歳まで)] 


「誰も本当のことを言わないから、ブスで馬鹿な私が本当のことを言う!」と元祖リバータリアン(超個人主義的自由主義)アイン・ランド研究の第一人者である作家・藤森かよこ氏がペンで立ち上がった。
 氏のものした『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ)は4刷を超え(以下、「馬鹿ブス貧乏」と表記)、多くの女性を勇気づけた「革命の書」である。アラフォー読者からの要請が殺到。今月21日より、第2弾
『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。が出版される。
 そこで、今回、藤森氏のご厚意に預かり『馬鹿ブス貧乏』の長いまえがきから第1章まで再構成し、「若いほど」役立つと低スペック女子が37歳までにやるべき本当のことを転連載で教えてくれる。まさに「馬鹿ブス貧乏」で生きるしかない女性が最高に幸せになる本当のサバイバル術である!


■結婚するなら国語能力のある男性

 
 結婚は、できれば一度くらいはしたほうがいいと思う。しなければならないような類のことではないので、したくないなら、しなくて構わない。でも、正直に言えば、一度くらいは結婚してみたいでしょう。ならば、してみればいい。

 ただし、あなたはブスだから、ロマンチックな恋愛の機会には恵まれない。男性に一目ぼれされてプロポーズされるということはない。昔風に言う「玉の輿(こし)」に乗るような機会もない。貧乏なのだから、パワーファミリーとパワーファミリーが結びつく閨閥(けいばつ)結婚が用意されることもない。

 しかし、ブスなあなたに好意を持ってくれる男性は珍しいので、結婚相手を選ぶのに迷って困るということもない。現実的に身の丈にあった結婚と結婚相手について、冷静に考えざるをえないのは、あなたの大きな強みだ。

 あなたは貧乏なので働くことは厭(いと)わないので、結婚相手に高収入を求めることもない。定職があり真面目に働く男性ならばいいと思える堅実さが身についている。

 男性の身長も気にならない。高身長の男など、病気で寝込むと邪魔なだけだ。高齢者施設でも大柄な老人は入居を断られがちだそうだ。あなたは学歴なども気にしない。自分が馬鹿なのに、結婚相手に高学歴を要求しない。

 結婚相手に求めるものは、人それぞれだから、あなたは、あなたの譲(ゆず)れない条件に基づいて結婚すればいい。なし崩しの行き当たりばったりの結婚でも、あなたがしたいのならば、すればいい。

 いっしょにいて気持ちが悪くない人ならば何とかなる。食事を3回共にして気にならないのならば、有望だ。ものの食べ方が気になるのならば、その相手はやめておいたほうがいい。

 ただ、この条件についてだけは、あなたにこだわっていただきたい。それは男性の国語能力だ。

 相手の国語能力をチェックするために、たまに故意にさりげなく執拗(しつよう)にならない程度に口論をふっかけてみるといい。

 そのときに不機嫌に黙りこむ男性はアウトだ。激しい言葉であなたをはねつける男性もアウトだ。あなたの話をじっくり聴けないのも駄目だ。あなたに平静に説明できないのも駄目だ。この種の男性は、ほんとうの意味で国語能力がない。

 国語能力のない男性は自分自身の心理分析もできないから、反省もできない。こういう男性は、国語能力に秀でているはずの知的職業に従事している人々の中にも多く棲息(せいそく)している。

 また、3分黙っていると喉が腐るとばかりに達者にしゃべりまくることができるからといって、国語能力があるとは限らない。その種の人間は、自分の本心を隠すために、正気にならないために、「おしゃべりの煙幕(えんまく)」を張っていることが多い。

 あなたは馬鹿だから、他人にはペラペラ口数が多いのに、あなたに対しては言葉で表現する労を厭(いと)う男性を、安心して私に甘えているんだわと思いがちだ。それは、とんでもない間違いだ。あなたに言葉を尽くさないのは、無自覚にせよ、あなたを軽んじているか、あなたを便利な道具としか思っていない証拠だ。

 あなたが敢えて口論を吹っかけたときに、静かに言葉を繰り出す男性ならば有望だ。心や脳の根っこがタフだ。

 国語能力がある男性は、家庭内暴力男になる可能性が非常に低い。自分の感情や行動を自己分析できる国語能力を持たない男性は、感情が激すると、暴力に訴える。あふれる感情が、脳を経過せずに、直接に身体を動かす。そんな相手に時間やエネルギーや感情を割くのは無駄なことだ。

 ただし好意を抱いている男性に口論を吹っかけるのは辛いことだ。いつでも摩擦も葛藤(かっとう)もなく仲良くしていたい。でも、国語能力の有無だけは、チェックしたほうがいい。

 結婚生活には、いろいろな感情の行き違いや誤解が生じる。その都度(つど)、それらを話し合いで解決しながら、相互理解を深める。相手への態度を調節したりできるようになる。

 したがって、葛藤や摩擦を軽減してゆくための話し合いができない国語能力の貧しい男性が夫では、あなたの結婚生活は無駄に無意味にストレスが多いものとなる。

 言うまでもなく、あなた自身も話し合いが冷静にできる国語能力を身につけなければならない。女だから、馬鹿だから、感情に任せて物を言っていいということはない。言っていいことと悪いことは、口論の最中でも脳の中で選別しなければいけない。国語能力の身につけ方に関しては、あとで話します。

 そもそも、ふたりの人間が同じ空間に共生するのが結婚だから、ふたりの言葉の交換が快適で多彩で豊かで滑(なめ)らかであれば、その結婚はかなり成功していると言える。

 会話は、どこでもいつでもできる安上がりな娯楽だ。あなたとの会話で話が続かない男性は、真に国語能力のない男性は、結婚相手としては避けるべきだと私は思う。

 ほんとうに結婚したいのならば、ジェーン・スーの『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社、2013年)を読んでみよう。前述の田村麻美の『ブスのマーケティング戦略』も非常に有益だ。

 ほんとうにほんとうにほんとうに結婚したいのならば、えらいてんちょう(そういうペンネームだ)の『しょぼ婚のすすめ——恋人と結婚してはいけません!』(KKベストセラーズ、2019年)を読もう。

「えらいてんちょう」というのは奇抜なペンネームだが、書いてあることは非常にまっとうだ。リアリズムに立脚しているので、非常に実践に役に立つ。特に好きでなくても結婚していい。地味なしょぼい結婚でいいのだ。

『しょぼ婚のすすめ——恋人と結婚してはいけません!』は、「結婚するまで」と「結婚してから」と「子育て」についてまで書いてある。名言ばかりが書かれてある。素晴らしい結婚指南本である。

 最後に、ほんとうにほんとうにほんとうに結婚したいのならば、35歳までにはしよう。ほとんどの男性は、結婚相手としては、40歳の美人より20歳のブスのほうを選ぶ。若いほうが選ばれる。この冷厳なる事実を直視しよう。

(第21回につづく馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』より再構成

KEYWORDS:

年末年始「最大」の問題作
低スペック女子(馬鹿ブス貧乏)
「ホンネ」の生き残り術第2弾‼️

藤森かよこ・著
『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』

12月21日より全国書店・アマゾンほかにて発売‼️

 

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藤森 かよこ

ふじもり かよこ

1953年愛知県名古屋市生まれ。南山大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課 程満期退学。福山市立大学名誉教授で元桃山学院大学教授。元祖リバータリアン(超個人主義的自由主義)である、アメリカの国民的作家であり思想家のアイン・ランド研究の第一人者。アイン・ランドの大ベストセラー『水源』、『利己主義という気概』を翻訳刊行した。物事や現象の本質、または人間性の本質を鋭く突き、「孤独な人間がそれでも生きていくこと」への愛にあふれた直言が人気を呼んでいる。  

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